
2015.01.21
乾燥にも負けない!美しい肌を守るために「肌体力」をつけよう
乾燥した日々が続いていますが、お肌のコンディションに変わりはありませんか?この季節は気を抜くとすぐカサカサ肌に変身しちゃいますから、気を付けてくださいね。
うるおいのあるお肌を維持するには、「肌体力」が欠かせません。肌を美しく保つ肌体力のポイントを確認しておきましょう。
ターンオーバー
みなさんもご存知の通り、肌の再生周期は約28日。このターンオーバー周期が肌体力の要素の一つです。この周期が遅れると、肌がくすむ、硬くなる、小じわができる、乾燥が治らない…などの肌トラブルの原因となります。余分な角質をためないように気を付けて、28日周期をキープしましょう。
バリア機能
肌表面のバリア機能(表皮の一番上にある角層)が、外部からの異物が肌に入り込むのを防いでいます。このバリア機能が弱まると、外部からの刺激を受けやすくなり、肌荒れの原因になります。
このバリア機能が弱まってしまうのは、保湿物質が不足したとき。肌は乾燥して、痒みやヒリヒリ感を生じるなど敏感になってしまいます。セラミド化粧品などで保湿物質を補い、バリア機能を守りましょう。
基底層
表皮と真皮の境目にある基底層。新しい表皮を作り出す工場のようなものです。血液から栄養分と酸素を受け取り、新しい細胞を作り出しています。
過度なダイエットでたんぱく質などの栄養源が不足したり、血行不良を起こしたりしている場合は、基底層に栄養と酸素が行き渡らず、ターンオーバーが妨げられてしまいます。規則正しい生活、食事、正しいスキンケアを心掛けることが大切です。
繊維芽細胞(せんいがさいぼう)
真皮にある繊維芽細胞は、肌のハリや弾力の元となるコラーゲンやエラスチン、ヒアロルン酸などを生み出しています。肌内部からハリや弾力が感じられるのは、 この繊維芽細胞が活発に働いているからなのです。
繊維芽細胞は加齢と共に減ったり、働きが衰えてきます。そのため、年を取るとハリや弾力がなくなってきたと感じるのです。繊維芽細胞を活性化するために、普段から紫外線対策やアンチエイジング化粧品を使ったりして予防対策を心掛けてください。
血管
みずみずしい肌では、毛細血管を通じて肌の隅々まで酸素や栄養素が届けられ、二酸化炭素などの老廃物もスムーズに排泄されます。
しかし、運ばれてくる栄養素が不足すると肌はコンディションを維持できなくなります。ダイエットなどで栄養素が偏ると、吹き出物や肌荒れの原因となりますので注意が必要です。バランスの良い食事をとることもスキンケアの重要な要素です。
おわりに
以上5つのポイントをもう一度確認して肌体力をつけましょう。肌体力をつけることこそ、ハリのある美しい肌をキープする基本です。
(下山 一/ハウコレ)