2010.11.18

物件探し中の方、知っておくと便利です!駅から遠い近いの値打ち基準

物件は立地条件がとても重要です。立地条件とは、都心へのアクセスがどうかや、最寄り駅までの距離、住環境などを指しますが、このうち、最寄り駅に近いことは最も重要なポイントとして挙げられます。

では、近いというのはどのくらいを指すのでしょうか?3分や5分は変わらないと考えていいのでしょうか?10分ならどうなのでしょうか?

最寄り駅に近いマンションはやっぱり値打ちがある?

最寄り駅に近いほど便利であるし、値打ちが高いから、どうせ買うなら駅近がいいと、誰もが考えるはずです。

では、実際の価値はどうなのでしょうか?中古マンションの取引価格を見ることで分かります。不動産調査会社の東京カンテイが、首都圏のマンションを調査した結果を今年も発表していますが、それによると、2分から6分までは差がなく、7分以上で価格ははっきりと低下する傾向を示しています。

駅にへばりつきのマンションは?

駅の改札口から80メートル以内は徒歩1分という表示になるのですが、東京カンテイの調査で、1分までの物件は、近過ぎて電車騒音の問題がある物件も含まれるため、平均値は2~6分より幾分低いという結果になっています。

駅前マンションもいろいろです。専用デッキで駅に直結しているようなものもあれば、目の前にありながら信号待ちしなければならないもの、傘なしで玄関まで辿りつけるもの、線路わきにあるため騒音に悩まされそうなものなどです。

これら個別の条件を勘案しての最終判断にはなりますが、駅に近い、それこそ「へばりつき」のマンションは、やはり値打ちが高いと言ってよいと思います。

遠い・近いはその人の感覚だが・・・

バブル期のマンションは、駅から遠いものばかりでした。駅近の土地は一般法人が次々に買収し抱え込んだため、マンション業者は土地を購入できなかったのです。当時は、駅から10分というと、「ほう、近いですねえ」と感心したものです。

最近はすっかり様相が変わり、むしろ駅前マンションが珍しくありません。駅から遠い物件は販売しづらいので、マンション業者も極力近いものを開発しようとしています。その結果、3分、5分は当たり前になりました。7分、8分となると、ちょっぴり遠いという感じすらします。

購入を検討している人の中には、ここのところに鈍感な人がいるようで、「徒歩10分」ならいいと思っている人が結構目立ちます。

駅近とは5分が目安

今回の調査データでも明らかですが、遠くても6分以内、できたら5分を目安に選定しましょう。将来、何かの事情で売却するときがくるでしょうから、そのときに「駅近」は絶好のセールスポイントになります。

もし、その物件を売却するという時に、7分や8分はインパクトが弱いのです。3分、4分と表示することができたら大いに強みになる。このことを覚えておきましょう。

駅から遠いマンションはどうなる?

駅から遠くても買って値打ち的には大丈夫というマンションがあります。ここでは要点だけ述べておきましょう。

マンションの値打ちは、立地条件が一番で、次に建物の規模や外観と空間デザインなどのプランニング、更には維持管理体制などで決まってきます。単純に駅に近いか遠いかだけで評価されるわけではありません。自然環境(公園や緑の多さなど)も影響してきます。

駅から徒歩10分と、やや遠いけれども、それに代わる大きな魅力があるならば、それでマイナスは相殺される可能性があります。

たとえば、大きな公園に面しているとか、マンション自体が大型開発であって、敷地内に豊富に植栽が施され、建築後何年かしたら、まるで公園の中にマンションが建っている印象になる、あるいは駅前に大型スーパー中心の商業施設が整備され、その先にマンションがあるといったロケーションはマイナスを埋めてくれるに違いありません。

関連記事