2010.12.03

新築マンション 手抜き工事してないか確認する方法

手抜き工事をしていないか。これはマンションをお買いになる方なら、どなたでも、一度は疑う問題です。それを見抜くひとつの方法をご紹介しましょう。


竣工予定日と引き渡し予定日をチェック

広告やパンフレットで、「竣工日」(工事終了の日)と「引き渡し日」をチェックして下さい。「3月15日竣工、3月31日引き渡し(予定)」などと、両者の間隔が短いものは要注意です。

普通、マンションは竣工してから買い手に引き渡しを行うまでの期間を1か月以上取ります。社内規準を厳しく設定しているデベロッパーや、戸数の多い物件は2か月としています。この2カ月は何のためかと言えば、竣工後の内覧会で不具合が見つかったとき、その調整や手直し工事が必要だからです。

竣工から引き渡しまで15日しかないというようなケースは、大抵が決算に間に合わせるためです。マンションの売り上げは会計上、「引き渡し」が条件ですから、3月中に顧客に引き渡しを完了させたいのです。

「3月15日竣工」に注意

3月中に引き渡しをするためには、どうしても2月中か、それ以前に竣工させてしまいたいわけです。施工会社は工期に無理があると売主(発注者)に抵抗しますが、仕事を失いたくないので、ぎりぎりの3月15日竣工を約束することがあります。

ところが、元々が難しい工程ですから、長雨などによって工事できない日があったりしますと、たちまち竣工が遅れる事態になりかねません。そうなったときは、突貫工事をして遅れを取り戻そうとします。

特に施工期間中に雨が多かった場合などは注意する必要があるでしょう。

近隣住民との協定をチェック

近隣住民との協定で夜間や休日の工事はできないことが多いものです。このことも、無理やり竣工日に合わせようとして手抜き工事を生む要因となることもあります。

致命的な手抜き工事はないと信じるとしても、仕上げ段階で先を急いだために、クロスの貼り合わせが悪いとか、建具がガタつくといった、綺麗にできていない所や、不具合が発生する可能性はあります。

夜間工事ができないはずなのに、竣工が早い場合は要注意でしょう。

入居後の手直し工事発生とならないように

最初にも挙げたように竣工日から引き渡し日までの間隔が短い場合、それを手直しする時間はありません。なので、売主は買い手を説得して引き渡しを受けさせ(=決算に間に合わせ)、手直し工事は入居後も引き続いて行うということになることも実際にはあります。買い手の迷惑は言うまでもありませんね。

このように、工事スケジュールがタイトな物件はできれば避けておくほうが良いでしょう。

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