2010.12.07

バカ騒ぎ厳禁!しっとり楽しむ、一流料亭でのマナー

 最近では「一見さんお断り」という料亭が減ってきました。それでも、料亭は敷居の高いものですね。日本のおもてなし文化を存分に堪能できる料亭について、少し知ってみましょう。


予約

 前日までに予約を入れます。芸妓衆を呼ぶなら、一週間前までには予約を入れましょう。この時に支払い方法を尋ねておきます。お店によっては当日現金払いではなく、後日銀行振り込みの所もあります。

 紹介者がいれば、その人の名前を必ず伝えます。料亭は人と人との繋がりを重んじます。信頼出来る人とだけお付き合いをしてきたので、「一見さんお断り」とあったのです。
           

服装

 ドレスコードは特にありませんが、格式のある建物と調度品に相応しくない格好は避けた方が無難です。男性ならスーツか着流しに羽織、女性ならワンピースや訪問着がベターです。浴衣はカジュアル過ぎるのでNGです。
         

入店前

 コートやマフラーは、お店の入り口前で取るのがマナーです。羽織は脱がなくても結構です。

入店

 玄関正面に向かい、靴を脱ぎます。お尻を向けて上がるのは、無作法です。靴は仲居さんが揃えてくれますので、そのままに。

 コートや大きな荷物は、ここで仲居さんに預けます。

入室

 部屋には掛け軸や生け花が飾ってありますが、触ってはいけません。目で楽しむものです。どうしても触りたい場合は、部屋付きの仲居さんに断りを入れてからにします。それでも、全て高価な品であることをお忘れなく。

料理

 最初に少量のご飯と汁物、向付(小さなおかず)が出されます。先にご飯と汁物に箸を付け、お酒が出てきてから、向付に。ご飯は少し残すのがマナーとされています。ご飯のおかわりは、おひつに入って後ほど出てきます。これは、自分でよそいます。

 向付だけが出される場合もあります。これもお酒が出てきてから、口にします。

 料理はゆっくりと出てきますので、会話やお庭、調度品を楽しみながら待っていてください。
          

チップ

 心づけ、チップは不要です。料金に含まれています。渡すなら、入室した時かデザートが運ばれてきた時、どちらかのタイミングで。

 現金をそのまま渡すのはマナー違反です。ポチ袋に入れる、懐紙に包むなどしてください。金額の相場は、3000円から1万円です。

芸妓衆への祝儀

 基本的に不要です。芸や接客が素晴らしかった場合や余計な用事を言いつけた場合、1万円から10万円を包みます。金額が高いのは、芸妓さん一人でなく、お囃子さん含め、貰った祝儀はその場にいた全員と分けるからです。

料亭は宴会場ではない

 料亭は静かな寛ぎの空間を提供してくれる場です。お酒を飲んでバカ騒ぎをするお店ではありません。バカ騒ぎをしても、その時につまみ出されることはありませんが、次回から入店を断られます。

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