2010.12.09

図解!今さらでも遅くない、日本の儀式に通じてみよう ~神社での玉ぐしの作法~

玉ぐしとは、神に捧げる榊(さかき)の葉のことで、白い和紙の紙垂(しで)がついている場合もあります。神社での結婚式やお祓い、神式葬儀、家を建てる際の地鎮祭などで玉ぐしを捧げることがあります。

神に玉ぐしを捧げることを、玉ぐし奉奠(たまぐしほうてん)といいます。玉ぐし奉奠にも作法がありますので、一般的なものをご紹介します。


由来

天照大神が岩戸隠れした際、玉や鏡などをつけた五百津真賢木(いほつのまさかき)というものを、フトダマが捧げ持ったことが、玉串の由来とされています。

実際には、神霊が依りつくものとして玉串が捧げられたのがはじまりだそうな。

 

「たまぐし」という言葉の語源については諸説あります。
平田篤胤らは神話の記述のように玉をつけたから「玉串」だとし、本居宣長は「手向串」の意としています。

また、「たま」は「魂」を意味するという説もあるようです。

作法 その①

1.    受け取るときは、右手で根元側を持って左手は下から支えます。



 

2.    時計回りに回転させ、手前に根元を持ってきます。



作法 その②

3.    右手を玉ぐしの葉先側にずらし、玉ぐしを時計回りに回転させて、根元を
祭壇の方に向けます。



 

作法 その③

4.    玉ぐしを両手で祭壇に静かにおいて捧げます。

 

5.    二礼二拍手一礼(2回深くおじぎ・2回拍手・1回深くおじぎ)をします。

玉ぐし料

神社に祈祷を依頼する際に納める金銭のことを、「初穂料」のほか「玉串料」と書くこともあります。

初穂料はお札やお守りなどを受ける際の金銭にも使いますが、玉串料は玉串のかわりとして納める金銭という意味なので、祈祷の依頼のをする際にしか使いません。

また、神葬祭の不祝儀袋の表書きも玉串料(または御榊料)と書きます。 

さいごに

多くの神社では、玉ぐしの根元を神前に向けますが、一部の神社では例外もあるようです。

また、上で紹介した作法とは異なる場合があるので、神式の儀式に参加するときは、神主さんのやり方を見てそれに習いましょう。

関連記事