2010.12.30

いざというときのために知っておこう!お餅が喉につかえたら

 縁起物のお餅は、お子さんからお年寄りまで好まれる食べ物です。その一方、誤飲による死亡事故も毎年のように起こっています。悲しい結末を迎える前に、対処法を覚えておきましょう。

喉に詰まったと分かったら

 すぐに119番通報をします。簡単に取れると高をくくっていた為に、死亡に至らなくても、長時間の低酸素状態で体に麻痺が残る場合があります。

 

 お餅による窒息の救急であることを切に伝え、住所と目印になる建物を述べます。いつ食べたのか、どれだけの量を取ったのかを言うのも忘れずに。

            



座ったままでもOK

 口と喉が直線になる体勢であれば、座っていても、寝転がっていても構いません。寝かす場合は、首の下に枕などを置き、より口と喉が一直線になるようにします。この状態にして、応急処置を施していきます。

掃除機をフル活用

 掃除機の細い吸引管があれば、それを喉の奥に突っ込み、最大出力でスイッチを入れます。ここで注意です。喉に入れてから、スイッチをONにしてください。スイッチを入れた状態で口に入れると、舌まで吸引してしまいます。

            

 介護用品で、お餅を吸引する器具が販売されています。IMG救急吸引ノズルという商品名です。喉を痛めにくい素材で作られていますので、小さなお子さんやご高齢のご家族がおられるご家庭では、準備していると安心です。

背中を叩く

 肩甲骨の間の背骨辺りを、思いっきり叩くと、勢いでお餅が飛び出してくる場合があります。ただし、骨が脆くなっているお年寄りには、身体的負担が高くなります。それでも、窒息死をするよりマシですので、心を鬼にして叩いてみてください。

みぞおちを突き上げる

 お子さんには適さない方法です。内臓破裂の危険があります。掃除機、背中叩きでも出てこなかった場合のみ、試してみてください。

 

 二人一組で行います。一人が背後から羽交い絞めにし、もう一人がみぞおちを拳で力いっぱい突き上げていきます。殴るのではなく、押し上げるという感じで。

助けてくれる人がいなかったら

 一人でお餅が喉に詰まった時は、救急に連絡した後、自分でみぞおちを突き上げる方法を試します。壁などに寄りかかって行います。掃除機の方法が手軽ではありますが、緊急ですから、一人では用意が困難だと思われます。

予防に努めて

 喉に詰まらせないよう、お餅は小さく切ってから口にするようにしましょう。また、少し寂しいですが、咀嚼能力が低下しているお年寄りには、白玉団子のお雑煮で我慢してもらうのも手です。

 

 ゆっくり、水分を取りながら食べると、詰まる確立は低くなります。

            


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