2011.02.08

酒がないと生きられない?!アルコール依存症との戦い方

 アルコール依存症は、「お酒がないと生きていけない」と思い込む、心の病気です。現在の治療法は、断酒以外、画期的な方法は見つかっていません。

治療は契約

 二度とお酒を飲まないと約束するのが、治療です。

 

 アルコールは精神・身体・経済、これらに大きなダメージを与えます。これをよく認知し、お酒を断つのが、健康な心身を取り戻す第一歩です。

依存症であることを周囲に伝える

 家族、職場の同僚にアルコール依存症であることを伝えます。そして、自分にお酒を勧めないよう、お願いします。周囲の協力がないと、中々、お酒は断てません。勇気を出して、告白です。

逆に、告白を聞いた場合は、その勇気を褒め称えてください。その後は、お酒の話題すらも、その人の前でしないようにしてください。

ノンアルコールビールもダメ

 ノンアルコールのビールやワインが発売されていますが、これらも口にしてはいけません。「お酒に頼る」という気持ちが、アルコール依存症にさせていますので、お酒に関連する飲料を口にすると、元に戻ってしまうケースが多いのです。

 

 

 パーティや宴会で飲むなら、ウーロン茶やジュースを。周囲がお酒を飲んでいても、雰囲気を楽しめるようになったら、依存症から立ち直ってきています。頑張ってください。

お酒を飲まない自分を褒める

 断酒が何日続いた、これだけでも素晴らしい成果です。目標を作って、達成出来たら、お酒を断てたことをお祝いしましょう。もちろん、アルコールは抜きで。

この気分転換で、モチベーションがかなり変わってきます。

家族がすべきこと

 患者さんのライフスペースを定期的に点検し、お酒を隠し持っていないか確認します。液体が入る容器があれば、そこに隠せますので、よく見てください。心を鬼にして、患者さんを「疑って」ください。

依存症と酒好きのボーダー

 晩酌がビール1本で済んでいた人が、5本6本と増えていったら要注意です。アルコールへの耐性が高くなってくると、依存症になる確立も高くなるといわれています。

 

 

 仕事や家事をしていても、常にお酒のことを考え始めたら、アルコール依存症の可能性が非常に高くなっています。前後不覚になるまで飲まないと飲んだ気がしない、このような人は、ほぼアルコール依存症です。

 

 自分ではどうにもならない程、お酒に頼っていると感じたら、アルコール依存症です。

アルコール依存症だと気付いたら

 治療は精神科で行います。しかし、アルコール依存症を診察してくれる病院は限られていますので、公的機関に相談してから、病院にかかるのが近道かも知れません。

 

 各都道府県の精神保健センターでは、アルコール依存症相談窓口が必ずあります。また、最寄りの保健所にも、酒害相談窓口が設置してある場合があります。

他の病気の発症も視野に入れる

 アルコール依存症の患者さんは、糖尿病や高血圧などの、他の疾患がある可能性があります。精神科の医師と相談の上、内科での診察も受けてください。

 

 

重大な疾患が見つかって、悲観的になり、再びお酒に走るケースがあります。注意してください。
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