2011.02.10

「うつ病」できる限りのサポートを。家族がうつ病にかかった時にすべきこと

 うつ病にかかったら、患者さんご本人は勿論のこと、ご家族の心労も大きくなります。最悪の結果を迎えない為にも、出来る限りのサポートをしてあげてください。

本人が病気に気付いていない場合

 よく眠れていない、食欲の増減、口数の増減、焦燥感など、ご家族から見て、普段と様子が違うと感じられたら、「念のため」と本人を説得し、精神科、心療内科に受診をします。

 

 もし、本人が拒んでも、ご家族だけの受診は可能です。ここ2週間の睡眠時間など、医師に伝え、今後、どうすべきか指導を仰ぎます。

 

ネットで調べた知識を、患者さんや医師に披露しては、逆効果の場合があります。信頼出来る医師に相談、これが一番です。

契約治療をしてもらう

 うつ病で一番怖いのは、自殺です。この人は大丈夫だと思っていても、ふとした瞬間にベランダから飛び降りたり、包丁で胸を刺したりします。

 

 このようなことが起きないよう、「決して自殺はしない」と、ご家族と医師に約束、契約をしてもらってから治療をスタートすると、自殺率は下がるといわれています。

 

医師と相談してから、契約を交わすのがベターです。

処方された薬の管理

 既に受診され、薬も貰っているなら、患者さんがキチンと用法用量を守って服用しているか、チェックをしてください。うつ病の治療のメインは、服薬です。薬をちゃんと飲めば、良くなります。


 

数日飲まなくても平気なように患者さんが感じていても、抗うつ剤の効き目が切れると、今までよりも抑うつ状態が酷くなります。

 

過剰摂取(オーバードーズ:OD)の恐れがある患者さんは、ご家族が薬の管理をします。

 

外出時、行き先を必ず尋ねる

 患者さんが出かける前には、「どこに行くの?」と一声掛けましょう。うつ病の症状の一つに、「見放され感」がありますので、この声掛けで安心してもらえる場合があります。

 

 また、自殺予防の面からも、患者さんの外出先を知っておくと、ご家族も安心です。

健康管理と気分転換

 熱心に看病するばかりが、患者さんの為ではありません。看病するご家族が健康であること、これが看病に一番大切なことです。ご家族まで倒れないよう、健康管理はしっかりしてください。

 

 

 また、看病が辛いと感じる前に、息抜きが出来る環境にしておくとベストです。例えば、患者さんを残して旅行に出られるよう、信用を置ける人を見つけるなど、です。

うつ病を受け入れる

 精神病であるうつ病は、世間で広く認知されてきましたが、どうしても偏見があります。あなた自身にもあるかも知れません。

 

 しかし、ご家族がうつ病というのは、目の前の現実です。これを、まず受け入れてください。

 

 うつ病は治る病気です。長期間かかったとしても、以前と同じように笑い合える日が戻ってきます。その日を楽しみに、患者さんと共に歩んでいきましょう。

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