2015.10.25

あのコの恋愛事情-別れた彼とヨリを戻す日 編

皆さんこんにちは。15万本以上の爪を施術してきたネイリストでスキンケアカウンセラーの川上あいこです。

ネイルサロンは不思議な空間。手を握り合っているからなのか、リラックスした密室空間がそうさせるのか、秘密の内緒話しを打ち明けて下さる方がとても多い場所でもあります。

親しいのに友人関係ではない。もしかしたら来月は会わないかもしれない。
近くて遠い関係だからこそ、プライドも恥もなく自分の真っ黒な本心さえも吐き出せてしまうのかもしれない。そんなサロンワーク中のみんなの恋のお話を切り取ってお送り致します。

※許可を頂いたものだけ掲載しています。
※個人を特定できる情報が含まれないよう職業等にフィクションも織り交ぜています。ご了承ください。

別れた男との思い出ってなぜか甘い。

嫌なところがあったから別れたはずなのに、もうやっていけないと思ったからこそ離れたのに。
別れた直後は清々していたはずが、夕暮れの電車の中や眠りに落ちる瞬間のベッドで思い出すのはなぜか、ドキドキしたことや優しかったことだったりする。

一緒に過ごした時間が長かったからこそ嫌なところをたくさん見たはずなのに、一緒に過ごした時間が長かったからこそ、もう少し話し合えば分かり合えたんじゃないかなんて思ってしまう。

あんなに話し合って別れたはずなのに、どうしてまだ『もう少し分かり合えたかも』と思うのか。
あんなにうんざりした相手だったのに、どうして脳裏をかすめるのか。散々傷つけられたはずなのに、どうして思い出してしまうのか!

会いたくて会いたくて震えて始まった恋が、いつのまにか怒りや失望でワナワナと震えてしまうのだから、人間の震えも多種多様だ。

そんな幾多の震えを乗り越えて、悔しいような、でもヨリを戻すもっともな理由を探してしまいたいような、歯がゆい夜を過ごしている人って実は多い気がする。あんな最低男!と思いつつ。

別れた彼を思い出して様々な想いと共に震えてしまう夜が増えているようなあなたに、こっそり読んでもらいたい「彼とヨリを戻す理由」をいくつか紹介したいなと思う。

ケース1 彼の浮気

「浮気した理由が理解できた気がしたんだよね。」と話してくれたA子さんは、昇級試験の合格と共に部下も増えて、役職と共に給料もUP。

結婚を約束していた彼との生活も「少し余裕ができそうだな」なんて思っていた頃、彼の浮気が判明。「お前は俺がいなくても大丈夫。これからは彼女を守って生きていく。」という彼の決意を決め手に婚約解消。

なのに3年後、その彼と結婚して幸せな家庭を築いている。

ケース2 夫の借金

専業主婦として家庭を切り盛りしていたB子さん。ある日大量の督促状と共に夫の借金が発覚。
年収800万円に対して2000万円以上の借金が発覚したこともあって、親戚一同で揉めに揉めとうとう離婚。

5年後、離婚したはずの夫と一緒に暮らし始めたB子さん。近々、婚姻届けを出すそうな。

ケース3 愛が見えなくなる日

3年間同棲していた彼と別れたC子さん。大きな理由なんてなかったけれど、ときめきもなく当たり前になってしまった生活にお互いにストレスを感じていたことを理由に同棲解消。
別れて1年経った最近、また彼と付き合うことに。

一人一人に細かな心情や背景があって、別れの理由を1つ1つ書いていたら明後日になってしまいそうなので簡潔にまとめてみたのだけれど、不思議なことに「ヨリを戻すことになった」理由は似通っている。

相手を思いやって話し合えたこと

A子さんもB子さんもC子さんも、別れる時は自分のことしか考えられなかったのだとか。
「どうして浮気なんて」「どうして借金なんて」「どうしてわかってくれないのか」
どうして相手は自分の想いをわかってくれないのか、どうして相手は約束を守らないのか。相手を責めるばかりで過ごしていた別れの頃。
「だって、悪いのはあっちだから。」
それは多分間違いないし、怒りで震える気持ちはごもっともだ。

どうしてこの「怒りの震え」が治まったかというと、3人の共通点は「距離をおいて話し合ったから」に尽きる。
A子さん始め全員が、彼と別れた後も事務処理的要因で月に何度かのメールのやり取りがあったそう。

最初は「浮気をする人間なんてゴミ以下」とか「借金男」とか思って、ぶっきらぼうで吐き捨てるような返信しかしていなかったそうなのだけれど、時間と共に怒りも治まり、彼を「過去の友人」と感じるようになってきた頃から人と人としてのやり取りが始まっている。

A子さんは、ふとアドバイスのつもりで「浮気や二股ではなく、1人と終わってから次の人とお付き合いするべき」という文言を送ったのをきっかけに、付き合っていた頃には垣間見せなかった彼の本心を少しづつやり取りするようになったのだとか。

B子さんもC子さんも「愛した人」「裏切られた相手」という気持ちも越えて、一友人として細々と時々くるメールや電話のやり取りをし始めてから、一緒にいた時は知らなかった彼をたくさん知るようになったのだとか。

過ちを許したこと

寂しさに負けてしまった自分を深く反省していたり、当時は言えなかった「男として見栄をはる自分」のみっともなさを認めていたり、恥ずかしくて言葉や態度では表せなかった「本来の彼」を友人として見る内に、以前の「愛した彼」は過去になって、何かを乗り越えて成長した彼に新たに恋をしたというところは全員の共通点だった。

誰かを許すってすごく難しい。自分を裏切った相手の心情なんか知ったこっちゃないし、もう一度信じるにはかなりの時間が必要だと思う。

だけど、そんな期間も越えて「昔の知人」としてのいくらかのやり取りがあったのちに「もう一度信じてみるか」と、前とは違った時間が流れ始めるのだから人との縁って本当に不思議だ。

恋焦がれて「ヨリを戻したい」と思っている間は、ヨリを戻しても同じ過ちを繰り返すだけなのかもしれない。
お互いがお互いの幸せを願えるようになった頃に、また恋に落ちる2人だったら、前とは違う関係が築けるのかもしれない。(川上あいこ/ハウコレ)

(ハウコレ編集部)

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