2011.02.24

【漫画家志望のアナタ】キャラクターに命を吹き込む。みんなに愛される漫画キャラクターの育て方

自分の中で産まれた漫画キャラクター。 お話の中で活き活きと動き出し、読む人の心に入り込んで初めて、本当の命を与えられることになります。

 

そこにたどり着くまでには、自分の中でしっかりとキャラを育て、そのキャラのドキュメンタリーを撮るように、【編集】【演出】といったこともしていく必要があります。

  

キャラを練る

お話を動かすために無理やり引っ張り出してきたキャラクターや、自分の中で理解・消化しきれていないキャラクターは、一貫性に欠けたりして、物語全体を台無しにしてしまうこともあります。

 

妊婦さんが、十月十日、お腹の中の赤ちゃんと寄り添うように、自分の中でしっかりとキャラを組み立て、成熟させてから取り出しましょう。


 

好きな人を、皆に紹介する

作者がそのキャラクターにきちんと愛情を注いでいないと、読者にもそれが伝わってしまいます。 ですが、自分だけがそのキャラを『イイ奴!』と思い込んで、独りよがりな描き方になってもいけません。

 

まずは、自分の好きな人を、より多くの人達に好きになってもらおう…というところからスタートしましょう。 そして、どうすればこのキャラのイイところを読者に伝えられるかを考えていきます。

 

嫌いな人を、好きになる

あまり好きでないタイプのキャラを描く時、嫌なキャラは嫌なキャラとして、完全懲悪といった形にしてしまった方が、作者は楽ですが、たとえ主役達がハッピーエンドだったとしても、読む人にとっての読後感は悪くなってしまいます。

 

嫌いなりに、理解しようとする姿勢をもって描きましょう。

 

意外性を持たせる

天才で、お金持ちで、愛する人に囲まれて、運も良く…と、キャラクターがあまりにも恵まれ過ぎていると、何もドラマは起きませんし、読者もシラケてしまいます。

キャラには、何かしら【ダメなところ】【弱点】といった、ギャップ弱味を持たせる必要があります。

 

敵(ライバル)キャラにしても同様です。 嫌な役回りをさせるばかりでなく、【お茶目なところ】【憎みきれない部分】などを垣間見せる瞬間を作ってあげましょう。

 

理由を持たせる

読者から見て、自分と違う考え方を持ったキャラクターのことは、なかなか理解できないものです。 理由が見えないと、『なんでそんなことするの?』、『何がしたいの?』という不可解が募ってしまいます。 

また、分かる人にだけ分かってもらえればいい…という閉鎖的な考えで描くのも、物語としては、損ばかりです。

 

ただ、キャラが【そうしたいから、する】といった、漠然として感情的な動機で動くのはNG。 【過去にこんなことがあったから、こういうことをしてしまう】、【この人のこういう部分に惹かれたから、お付き合いしたい】、などなど…キャラに明快な理由動機を持たせ、お話の流れの中で、読者にもきちんと伝えていきましょう。

そして、キャラが動き出す…

自分の中で、充分に育って、どういうキャラクターなのか完全に掴めると、こういう場面になったら、このキャラはどうする・どういった言葉を発する…、と自然に分かるようになります。 さらに進むと、作者が考えるより先に、キャラが勝手に行動し始め、ストーリーを引っ張っていってくれたりもします。

 

【キャラが動き出す】【キャラが走る】などという言い方をしますが、そうなったらしめたものです。 

作者が思いもよらなかったところまで連れて行ってもらえるかもしれません!

 

 

 

関連記事