2011.02.26

簿記の勉強始めてみようかな?と思ったら 簿記で出てくる借方と貸方をマスターしよう!

簿記の勉強で出てくる仕訳。

 

帳簿の記帳も、総勘定元帳の作成はもちろん、今は仕訳をパソコンに入力すれば決算書まで簡単に作成出来てしまうわけですが、仕訳そのものを理解していないと入力のミスや仕訳のミスに気がつかず貸借が合わない為に悩んでしまうことも。

 

そもそも簿記の一番のスタートである仕訳で初めにつまずくのは、借方と貸方、どっちに何を持ってくるんだったかな・・・といった事ではないでしょうか?

 

そこで、借方と貸方で悩まない方法をお伝えします。

 


まず貸借対照表を理解する

仕訳に入る前に、まず貸借対照表を理解しましょう。

これは自分の会社の財産や借金などを管理しておく所と思って下さい。

 

会計上のルール財産は左側借金は右側に管理されたとして、次の配置だけは覚えて下さいね。

 

        貸借対照表   (単位:千円)

  財       産     借      金  
           10,000           5,000

 

そうすると、上の例では貸借(つまり左側と右側のバランス)がつりあいません。

差額の5,000千円は資本となり右側に管理されますね。

 

         貸借対照表   (単位:千円)

   財      産     借     金     
          10,000           5,000
     資     本
            5,000

 

ではここで、右側の財産、左側の借金にはどんなものがあるのか考えて

みてください。

 

例えば・・・

 

【財産】は現金や預金はもちろん、売り上げてまだ未収になっている売掛金

(将来会社にお金として入ってくるもの)、受取手形、建物や土地などがあり

ますね。

 

投資している証券があれば有価証券として、社員などへの貸付金があれば

それはゆくゆくは戻ってくるはずのお金なのでこれも財産に分類されます。

 

【借金】は借入金、仕入れてまだ支払っていない買掛金(将来お金として出て

いく予定のもの)、支払手形、未払金などがあります。

 

ここまでで、だいたい財産と借金の分類と管理される配置が理解出来たで

しょうか?

 

専門的に会計用語に置き換えれば正しくは

 

        貸借対照表   (単位:千円)

    資産の部        負債の部     
           10,000           5,000
     資本の部
            5,000

 

となります。

 

会計上のルールで左側を「貸方」右側を「借方」と呼んでいきます。

(個人的に、そんな難しい言葉を使わなくても「左」「右」でもいいじゃないって思いますけどね・・・(*^_^*))

 

貸借は必ず一致しなければならないことを覚えておきましょう

つぎに損益計算書を考える

『売上代金 3,000千円 を掛けで受け取った』という仕訳を考えてみてください。

まず、売掛金が発生していることが分かりますね。

売掛金は貸借対照表でどちらだったでしょうか?

 

そうです!左側、つまり貸方です。

そうすると自ずと売上は右側にきますね。

 

(貸方) 売掛金 3,000千円  (借方) 売上 3,000千円

 

 

『仕入れ代金 2,000千円 を掛けで支払った』場合はどうでしょうか?

買掛金が発生しています。

買掛金は借金のほうの分類で右側、つまり貸方でしたね。

 

よって次の仕訳になります。

(貸方) 仕入 2,000千円  (借方) 買掛金 2,000千円

 

 

収入(借方)の発生で資産(貸方)が増える
費用(貸方)の発生で負債(借方)が増える


 

応用編

お給料を口座振り込みで従業員に総額1,500千円支払った場合の仕訳はどうなるでしょうか?

 

口座振り込み→普通預金から支払ったということですね。

 

普通預金はもともと貸方の資産項目ですから、お給料を支払ったことで減少していますね!?

 

なので普通預金は(借方)にくるんです。

つまり

(貸方) 給与 1,500千円 (借方) 普通預金 1,500千円

となるのです。

 

だからといって、集計でこんな間違いの記入はしないでくださいね。

               

   貸借対照表 (単位:千円)

    資産の部                     負債の部     
         ・・・・・・      ×普通預金 1,500        
         ・・・・・・     資本の部
             ・・・・・・・

 

貸借対照表は、初めに述べた配置を変えることなく、あくまでも差引計算をした残額で指定の場所に記入します。

つまり、既に計上されていた普通預金から、給与支払額を差し引いた残額が貸方に計上されていきます。


 

 

いかがですか?

私は貸借対照表から配置や科目を覚えて行きましたが、逆に損益計算書から貸借を覚えたほうがいいという方もいらっしゃるかもしれません。

 

また、もっと色々と専門的な解釈があるので、自分に一番合ったかたちで覚えてみて下さいね。

 

基本の仕訳をマスターして簿記がますます楽しくなり、お仕事にも生かされていくことを心から応援しています。

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