2015.11.19

美容と健康の大敵?それとも味方?知っておきたい「油」のこと

みなさんの日常生活には欠かせない油。一概に油と言っても、美容や健康に良いものから体に蓄積されて肥満の元になるものまで、様々な性質をもっています。正しい油の性質や取り方を知り、美容や健康に役立てましょう。

『油』と『脂』の違いって?

先ずは、『油』と『脂』の違いをみなさんはご存知ですか?一般的に『油』は植物性で常温で液体のもの、『脂』は動物性で常温で固体のものを指します。大豆油、コーン油、紅花油、ヒマワリ油などでは『油』、バター、ラードなどは『脂』に分類されます。例外として、魚の油などは動物性ですが、常温で液体のため『油』と書き、カカオ油は植物性ですが、常温で固体なので『脂』と書きます。

油の種類

油の種類は含まれる脂肪酸によって大きく2つに分けられます。

・飽和脂肪酸
飽和脂肪酸はバターやラードなどの『脂』に多く含まれ、チーズやクリームなどにも含まれています。そして、体内で吸収されると体脂肪として蓄えられるので太りやすくなります。ダイエットの天敵と言える脂です。

・不飽和脂肪酸
不飽和脂肪酸は常温で液体である、植物性油と魚油に多く含まれています。更に不飽和脂肪酸は細分化され、オレイン酸(オリーブオイルやゴマ油など)、リノール酸(大豆油やコーン油など)、αリノレン酸(魚、エゴマ油、亜麻仁油など)に分類されます。

どの油を選ぶ?

上記のように油の種類は豊富で、どの油をどのように取ればいいのか悩みますよね。先ずは油の性質を考え、バランスよく摂ることが大切です。

・料理油で取る

日常使う調理油としては、リノール酸(サラダ油)がよく使われていますが、取り過ぎるとアレルギーを起こしやすいことなどもあるので、エネルギーとして使われ体に蓄積しにくいオレイン酸(オリーブ油やゴマ油など)をお薦めします。オレイン酸は酸化しにくいため保存もしやすく、調理にも使いやすいのが特徴です。

・そのまま取る

体の細胞や組織を作る元となるαリノレン酸は、加熱すると酸化しやすいので料理油としては向かない為、サラダなどドレッシングとして使うか、そのまま飲む(1日スプーン1杯程度)と良いでしょう。アレルギーを抑える作用もあります。最近人気のエゴマ油や亜麻仁油などがこれにあたります。

・一番重要な魚油

油の中でも特に重要と言われているのが魚の油。その理由はαリノレン酸が体内で代謝してできるEPAやDHAを最初から多く含んでいるからなのです。EPAは抗アレルギー作用や血中の脂質を下げたりする作用があり、DHAは集中力の向上や認知症、うつ病の防止作用などがあると言われています。EPAやDHAは青魚に含まれているイメージが強いですが、実はマグロや鮭など脂ののった魚にも豊富に含まれているのです。生魚や魚料理が苦手な方は、缶詰をお薦めします。缶詰は真空加熱調理を行っているので、油の酸化も抑えられていますので是非汁ごと活用してください。

おわりに

日常の生活に欠かせない油。良質の油を効率よく摂って美容と健康に役立ててください(下山 一/ライター)

(ハウコレ編集部)
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