2011.03.19

ちいさなことが大きな力になっていきます・・・被災を受けた後の様々なケア

 被災後、長期にわたって避難所で生活する人や、ライフラインが復旧しないままお家で過ごすこす人々は、どのようにして心身の健康を取り戻していけばよいのでしょうか?

 

地震や津波、火災などから避難したときの恐怖の記憶や、大切な人を亡くした喪失感などから被害を受けた人々は心身ともに大きなストレスとショックが続きます。

少しでも心の傷を癒して行くためには、まず何をすべきでしょうか?


物資の支援とライフラインの早急な復旧

被災者は、その経験から夜眠れない、神経の高ぶり、食欲の減退、気持ちが不安定、食欲の減退などの症状が出ます。

 

これらは長い時間の経過とともに自然におさまります。

 

しかし、自分ひとりだけが不安だと思いこんだり、災害の画像やニュースを目にするたびに恐怖の記憶がよみがえるなどで不安な時間が長く続くほど症状が重くなる場合もあるでしょう。

 

そのため、物資の支援やライフラインの復旧がとても重要になります。

ほんのちょっとでもいいので体を動かしましょう。深呼吸をするだけも手足を伸ばしたりするだけでもいいのです。周りの人と一緒に声をかけながら体を動かしてみましょう。



 

助け合い

家族と会話を交わすことなく離れ離れになっている人、親しい人を亡くした人の喪失感ははかり知れません。

決して急ぐ必要はないので、同じ境遇の人に話を聞いてもらったり逆に聞いたりしてみましょう。

 

自分より困っている人々の為に働くことで、大きな悲しみを共有し乗り越えていくことができます。自分だけの悲しみを乗り越えるのではなく、皆で一緒に乗り越えましょう。

 

家族や友達を失った人に対しては、「どうだった?」と過去を思い出させるような質問ではなく、本人が自分の口から話した言葉を受け止めてあげましょう。

生活する中で大変な事があれば具体的に手伝ってあげましょう。

寄り添うという姿勢が相手の支えになります。


 

使命があったから生きている

集団避難でペットを家に置いてきてしまった、津波などで自分が先に逃げた為に友達が波にのまれた、助けようと思えば助けられたのに自分の命を優先してしまった・・・など、「なんで自分だけ助かったのか」と責めることがあります。

 

避難生活の中でも、毎日一緒に生活する周りの人々の役に立つ振る舞いをしたり、中心者が役割を与えてあげたりすることで間接的、直接的に「人の役に立つことをしている」という事に気づかせてあげましょう。

 

同じように苦しんでいる人も、自分が生きていることに大きな意味があることに気づくでしょう。

長い冬があたたかい春となるように、夜明けが来ない夜はないのです。

経験を生かして復興へ踏み出そう

自分と同じ思いを他の人々にさせたくない、それが復興へ一歩踏み出す原動力にもなります。

よりよい街を作るために経験を生かして自分に出来ることから始めてみましょう。

 

必ずすべて意味があることなのですから。

 

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