2011.04.08

わたしたちにできること~災害時にペットを保護した場合~

津波などがあった沿岸部などは復旧作業が遅れがちになり、大量のガレキは不明者の捜索活動などにも妨げになります。

それでもようやく通れるようになったころ、車道や町には一般車両からもすぐ発見出来るほど動物の死骸があったり、ふらふらとさまようわんこがいたり。

 

生きているなら救いたい!救ってあげてほしいと思います。

保護したあと、私たちは何をすればいいのでしょうか。

 


大災害からくる混乱

今回の東日本大震災のように、地震のあと津波がきたり、原発の事故などで、広い範囲で住民がペットをおいて集団避難せざるを得なかったり、長期間にわたって自宅に戻れないことを察知してリードからペットを離してしまったりした場合、犬鑑札が付いていれば飼い主が特定できるかもしれませんが、飼い主も亡くなっていたり行方不明だったりと、ペットと飼い主を繋ぐ事が非常に難しくなるケースが考えられます。

 

ましてや、動物を愛する団体や個人が、せめてゆっくり体を休める所でお世話をしてあげようと被災地外の遠方の地域へ搬送していくので、なおさら至難の業です。

 

保護をしたら最低でもその地域の保健所や管理センターなどに、そのペットの特徴や保護した地域、保護した者や預け先の連絡先などは伝えておきましょう。

 

飼い主さんが分かっている時

飼い主さんが分かっている子を保護した場合も、お互いの連絡先、飼い主さんの避難先の連絡先を確認し、預かる人の名前や電話番号もきちんと伝えましょう。

 

災害後によるストレスなどで病院にかかったりすることもあるでしょう。

病院にかかる必要があるときは治療させる旨もあらかじめ飼い主さんに話しておくとよいでしょう。

病院の先生にもきちんと説明をしましょう。

 

飼い主さんが避難所を移動になるようなときは、連絡を頂くようにお願いしましょう。

 

 

 

飼い主さんが分かっていない時

保健所や管理センターなどに保護したことを届けたあと、数日~数ヶ月後に飼い主さんたちがペットを探して問い合わせてくるかもしれません。

 

保健所やセンターで預かったものについては、災害時は処分をされませんし、飼い主さんと直接やりとり出来ると思いますが、個人で預かった子については保健所やセンターからの紹介で個人のほうに飼い主さんから電話がかかってくると思います。

 

感謝されることもありますが、長引く避難生活で感情の起伏が激しくなりがちなこともあり「どうして勝手に連れていった?」と思いもよらないことを厳しく追及されるかもしれません。

 

しかし、それは災害がもたらしたものと捉えて下さい。

ケンカを売っているわけではないと言う事です。

 

ちょっとつらいかも知れませんが、飼い主さんのもとへ無事に返してあげたかったという誠意をお話し、速やかに飼い主さんのもとへもどしてあげましょう。

無事に大好きな飼い主さんと巡り合えた・・それは本当に奇跡にも近い幸せなことなのですから。

 

フード代やお世話にかかった費用などを請求したりするのはやめましょう

最後まで責任をもって

飼い主さんのもとへ無事に帰れるようになるまで、長期化する場合は、もしかしたら飼い主さんのほうから保護した側に一生面倒をみてほしいとお願いされるかもしれません。

 

仮に、そうだとしても最後まで責任を持ってきちんと育てられる里親さんを探しましょう。自分が飼う事になる場合は、家族にきちんと説明し皆で責任をもって可愛がれる環境をつくってあげましょう。

 

被災地のために出来ること、それは、小さいことを長く根気よく続けることなのです。


 

 

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