2016.04.09

―あのコの恋愛事情― 誰よりも幸せに見られたいインスタグラム 編

皆さんこんにちは。15万本以上の爪を施術してきたネイリストでスキンケアカウンセラーの川上あいこです。ネイルサロンは不思議な空間。

手を握り合っているからなのか、リラックスした密室空間がそうさせるのか、秘密の内緒話しを打ち明けて下さる方がとても多い場所でもあります。そんなサロンワーク中のみんなの恋のお話を切り取ってお送り致します。

※許可を頂いたものだけ掲載しています。
※個人を特定できる情報が含まれないよう職業等にフィクションも織り交ぜています。ご了承ください。

◇SNSの世界

流行りのお店や、かわいいパンケーキ。お洒落なお料理に、キレイな景色。
SNSには、今日もあの子のイケてる毎日が流れていく。
「いいネ!」押しながらも、ちょっと悔しい。
「彼とラブラブでうまくいってるって、なぜかポストしたくなるんですよね」サユさん(仮名)の彼は、そういうの嫌いらしい。
なんでオンナって「楽しそうでしょー」「幸せそうでしょー」「素敵な毎日でしょー」て見せたくなるんでしょうね?羨ましがられたいから?

それはさておき、彼がそういうのに興味がないとちょっとめんどくさい。
「写真やめなよ」「またインスタ?」「オレ撮さないでよね」なんて、急かされて撮った写真なんか絶対イケてない。イケてない写真に用はないのである。
「いちいちムカつくんですよ」サユさん(仮名)も軽くご立腹だけれど、たかが写真といえどもされど写真。立派に喧嘩の種にだってなってしまう。

「そんな時の素敵な解決策があるんですよ。ホンネとタテマエを分けましょう。」そう言いながらついついにんまり笑ってしまう。にんまりの私と身を乗り出すサユさん(仮名)。
他には誰もいないのについつい小声になるのは、女同士の作戦会議特有の瞬間かもしれない。

「SNS用」だからダメなわけで、2人の記念用に写真を撮ってみてください。
もちろん「撮る」だけじゃいけません。
フォトブックでもいいけど、どうせならちゃんと「写真」として現像しちゃいましょう。
東急ハンズへ行ってオシャレなペンとミニアルバムを買ったら、2人の思い出アルバム作りスタート。あぁ、すっかり乙女だねぇ。

イケてる写真をかわいく彩る。
キラキラしたペンやシールで、2人だけのオリジナルアルバムを作る。
彼が「すげぇ!」て感動するくらいのアルバムを作ろう。
結婚式の「馴れ初めムービー」くらい全力で挑むべし。
まずは1冊作って彼に見せよう。
ナイショで作って彼をびっくりさせたら「今年中に10冊作るのが目標なんだ」
なんて、かわいくはにかむべし。
今日から、全ての写真はアルバム用なのである。
ちょっとめんどくさいけど、2人だけの記念アルバム用の撮影なのである。
イケてるの写るまで何度でも撮るよ。だって、記念に残すんだもの。
インスタにもたまに投稿しようかな。たまにね、たまに(にやり)
オンナたるものホンネとタテマエをうまく使いたい。そもそもSNS嫌いな人に「SNS用の写真」なんて理解できるわけがないわけで。

ホンネばっかり表に出して、理解し合えない価値観と言葉をぶつけあって、イライラカリカリしてるなんてナンセンスなのである。無駄な喧嘩はエネルギーを使う。
ホンネとタテマエ。ウソと優しいウソ。インスタ用写真と記念アルバム用写真。

全ては背中あわせ。全ては似たようなものなのである。きっと。(川上あいこ/ライター)

(ハウコレ編集部)

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