2016.04.14

―あのコの恋愛事情― セックスの憂鬱 編

皆さんこんにちは。15万本以上の爪を施術してきたネイリストでスキンケアカウンセラーの川上あいこです。ネイルサロンは不思議な空間。

手を握り合っているからなのか、リラックスした密室空間がそうさせるのか、秘密の内緒話しを打ち明けて下さる方がとても多い場所でもあります。そんなサロンワーク中のみんなの恋のお話を切り取ってお送り致します。

※許可を頂いたものだけ掲載しています。
※個人を特定できる情報が含まれないよう職業等にフィクションも織り交ぜています。ご了承ください。

◇つまらないセックスの果て

セックスが憂鬱なんて、そんなもったいないことあるだろうか。
セックスと言っても、何も出し入れだけの問題じゃない。
2人が納得しているなら、手を繋いで眠るだけの夜でも2人にとってはセックスだ。

この「2人が」それでいいならというのが大きなポイントで、片方が不満ならそれは大きな問題になる。普通の恋愛問題の不満だって、なかなか口に出して伝えられないのに、セックスについて赤裸々に伝えられるカップルってどれだけいるんだろう?

「セックスが憂鬱になってくるくらいつまんなくなってきちゃったんですよ。」カナさん(仮名)の彼は、それ以外は何の不満もない素敵な彼氏らしい。
「単純だっていうか、レパートリーないって言うか、探究心ないって言うか、ほんとつまんないんです。」

ネイルをしながら急遽緊急会議。議題は「つまらないセックスの解決策」。2人でとことん話し合ってみた。本当なら、彼ととことん話し合うべきなのに、相手が私でなんかすみません。

直接「不満だ」なんて言ったら彼が不能になりかねない。
レパートリーが増えそうなセックスHowto本置いておくのはどうだろう?わざとらしいかな?
今さらセクシー下着ってのもね。
まさか彼には「誰にも言えない系の性的趣向」があるのか?
色々と考えてみたけれど、どれも「不満である」ということがあからさまに伝わるものばかり。

人に不満を伝える第一ポイントとして、まず「いつも感謝してるんだけどね」という一言から入ると聞く耳を持ちやすいってうのは、対人ハウツーの基本的なポイントだ。
「ありえないでしょ!こういうことしないでよ!」なんて怒りを含めて伝えるより、「いつも色々ありがとう。2人のこれからの為に、更にこんな風に変えていきたいと思ってるんだけどどうだろう?」

こんな伝え方が相手に不満を上手に伝えるポイントらしい。なるほど確かに。
こんな風に言われたら、自分でもすんなり聞く耳持てそうだ。ならば、このハウツー、セックス問題にも適用できるはず。

「いつも気持ちよくしてくれてありがとう。もっと気持ちよくするためにこんな風に変えていきたいんだけどどう?」
なんか違う。なんだかマッサージ屋さんのメニュー変更みたいになってしまった。

「感謝を伝えてからこちらの希望を伝えるのが上手なポイントなんですよね?」カナさん(仮名)も真剣に考える。自分の想いを言葉にしてやみくもに並べたてるだけじゃ、伝えたいことも伝わらない。

言葉を投げつけるだけじゃ喧嘩になったりする場合もあるわけで「相手が受け取りやすい言葉」を並べないと、どんなに言葉を並べても相手の耳に入っていかない。

「あなたとのセックス楽しくて大好きなんだ。もっとこんなこともしてみてもいい?」はどうだろう?もっとあなたと楽しみたいよ、ていうストレートな想い。
ポイントは「今まで一番」とかあえて誰かと比べないことだ。
「当社比」これは、聞くも涙、語るも涙の恐ろしい地雷である。

おわりに

カナさん(仮名)直接言うのは照れるし、どうせならこの場で彼の反応知りたいねってことでその場で彼にLineしてみた。

彼の返信は「何?いきなりどうしたの?(笑)」お!聞く耳持ってくれたらこっちのものじゃないですか!いっぱい褒めて感謝して「ラブい関係のままでセックスライフ向上計画」のスタートの号令が鳴り響いた。(川上あいこ/ライター)

(ハウコレ編集部)

関連記事