2016.05.17

「別れようかどうしようか」という恋愛は「別れない」が正解

若いとどうしても「待つこと」が苦手だったりすると思います。
彼が浮気をしてるっぽいとなれば、「もう別れる」と言ってみるとか(そして本当に別れてしまうとか)、彼が最近わたしのことをかまってくれないとなると、彼に内緒で飲み会に参加してほかの男子を物色するとか……要するに、ちょっと待つことができないケースが多いかと思います。

でも「つきあっている彼と別れようかどうしようか」と迷っているときって、たいてい「別れない」が正解だったりします。

■具体的には・・・

たとえば冒頭に書いた「彼が浮気をしているっぽいから」という理由で別れようかなと思うケースは、「別れない」というのが正解です。

当然、そういう彼氏と別れないでズルズルとつきあい続けていたら苦痛を伴います。

彼の浮気の証拠なんてふつうはそう簡単に見つからないし、彼は彼女のことを100%嫌いになっているわけでもない……こういう中途半端な時期って、おそらく誰にとっても苦痛以外のなにものでもないと思います。

彼に言葉で「わたしのこと、まだ好き?」とか「浮気してないよね」と聞いたところで、苦痛は消えないでしょう。

でもそれでも、彼と別れないほうが正解です。

■恋のグレーゾーン

今の時代は、要領良く物事をこなす人のほうが評価されがちなので、恋愛がグレーゾーンに入ると、すぐに別れるか別れないか、という判断をくださないといけないかのような錯覚にとらわれることもあるでしょう。

でもそこを敢えて、苦痛を伴うけれど「別れないで様子を見る」とする――こういう姿勢がないと、愛はなかなか深くならないものです。

つまり、恋愛に限らずなんでも、自分の意志でやることよりも、なにかに巻き込まれながらやってきたことのほうが、結果的には学びが大きいし、結果が予期せぬ方向に転ぶ可能性が高いし、転んでもそこでなにかを得ることのほうが多いということです。

積極的に恋愛をするというのは、本当は「グレーゾーンの波間にたゆたう耐性がある」ということであり、なにも自分の意思で積極的に男を物色してハダカになって「あの行為」の相性を確認しまいましょうということではありません。

■恋愛の深みについて

もっとも恋愛に「深み」なんていらないとお考えであれば、恋のグレーゾーンがもたらす苦痛に耐える必要もないでしょう。
イヤなら別れる……これで誰も怒らないし、誰の人生だって自分がしたいようにすればいいものです。

でも、急いで自分の意思を表明することなく、グレーゾーンの波に身を委ねる……こうすることで、「いろんなもの」が見えてきます。
恋も人の考えも、時間の流れとともに変化するものですから、彼のいろんなところが見えてきます。
それが恋愛に深みをもたらします。

そして、思うのですが、恋から深みをなくせば、いったい恋愛のなにが楽しいというのでしょう。(ひとみしょう/ライター)

(ハウコレ編集部)
(柳内良仁/カメラマン)

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