2016.09.18

彼が趣味にお金と時間をつかうワケ

男子には収集癖があり、それは男の本能だと言う識者もいます。
たとえば、彼がプラモデルを集めるのに凝っており、「そんなお金があれば、結婚のために貯金しておけばいいのに」と彼女が思ったところで、彼はお金と時間をプラモデルにつぎ込むわけです。
「それは男の本能です」と言ってしまえば、それまでの話ですが、もう少し具体的に「彼が趣味にお金と時間を使う理由」について見ていきたいと思います。

■限界を知っている男たち

男子は、それがどんなにチャラい男子であったとしても、自分が60歳を過ぎるまでずっと、働かなくてはいけないことを知っています。
子供を産むという選択肢を持っている女子は、「結婚を機に、人生をリセットしちゃえ!」とか、「子供が小学校に上がるまでの間に、資格を取って、そこから新しい人生を再スタートさせればいいや」と思うこともできますよね。

それができない男子は、あたかもエンドレスで、死に物狂いで働かなくてはいけないというような、切羽詰まった気持ちと、危機感を持っています。
若い男子はエッチのことしか考えていない……なんてことが、コミカルな恋愛コラムには書いてあったりもしますが、なかなかどうして、若い男子たちは自分の将来について、かなりまじめに考えているのです。

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生涯働かなくてはいけない男子にとって、同性の友達は非常に重要になってきます。
しかしある程度の年齢までは、友達の中で誰が早く出世したとか、誰がいい車を買ったとか、そういう競争心が働くので、同性の友達と安らげる限界値を、男子は知っています。

女子との付き合いの限界値も、男子は知っています。
その限界値のいくつかは、この項をお読みのみなさんはおそらく、この『ハウコレ』で読んだことがあると思います。つまり男女の考え方のちがいを、男子だって知っているし、そこに彼女との付き合いの限界を見ているのです。

■もしかして男子のほうが不利?

同性の友達との付き合いも、彼女との付き合いも、どこかにその安らぎの限界があることを知った男子はどうするのか?
趣味を持ちます。
つまり、掛け値なしに純粋に自分が没頭できる世界を持ち、そこに大いなる安らぎを見いだすわけです。

だからたとえば、冒頭でご紹介したような、プラモデルを集める男子というのが生まれてきます。都心では稀ですが、地方に行けば車に凝っている男子だっています。
若い彼で、お酒が好きな場合、その彼は歳を重ねると、スナック通いにハマってしまうかもしれません。安い金額で、楽しくお酒を飲もうと思えば、男ふたりで居酒屋に行くよりも、スナックに行くほうが(場合によっては安く上がって)楽しいことを、酒飲みの男子はいつの間にか知ってしまうのです。

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こういう男子の傾向を、これまた識者の言葉を借りるならば、「子供を産まない性だからそうなる」と言う人もいます。
つまり、女子を表す言葉として、「母なる大地」という言葉がありますが、女子は多少安らぐことができなくても、大地のようにいつもしっかりしているわけです。
対して子供を産めない男たちは、自分が心底安らげる場所を、自分の力で、自分のお金で、自分の時間を使って開拓していかなくてはならないと思っている……男性性とはこういうことなのかもしれません。

最後にひと言付け加えておくならば、彼女との付き合いに限界値を見ている男子は、何も彼女のことが嫌いなわけではないということです。
彼女との安らぎは、彼女との安らぎ。自分の趣味は自分の趣味。「それはそれ、これはこれ」というふうに、なんの悪気もなく考えるのもまた、男子の特徴なのです。(ひとみしょう/ライター)

(ハウコレ編集部)

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