2011.09.06

あなたの文章、もしかして相手に伝わってないかも?!読み手に伝わる!分かりやすい文章を書く秘訣


昔から高い識字率を誇り、日記の文化も豊かな日本。

そんな日本にいれば、大学でのレポートや就職活動、会社の勉強会など、文章を書く機会というのは案外あるものです。


しかし「読むのはいいけど、書くのは苦手…」という方、案外いるのではないでしょうか?


文章を分かりやすく書くにはちょっとした気遣いがあればOKです。

今回はそのポイントを考えてみましょう。

先にあらすじをメモしよう

 頭から順番に書こうとするから息切れします。

 まずは簡単な言葉で、おおまかなあらすじをメモしてみましょう。


(例)

わたしは先日ある本を読んだ。(原因)

脳の仕組みはとてもすばらしいと思った。(結果)

筆者のほかの作品も読んでみたいと思った。(展望)



 こんなふうに、最初は三つのセクションでもかまいません。

 その後に、セクションごとに自分で質問を投げかけていきます。


(例)

わたしは先日ある本を読んだ。(原因)

(何の本? どうして読むことになったの?)

→わたしは先輩にすすめられて『バカの壁』という本を読んだ。(原因)



 このように各セクションを膨らませていけば、中身が濃くなっていきます。

接続語に気をつかおう

 文章を書くとき、こんなふうに書いていませんか?


(例)

 わたしは本を読むのがとても苦手だ。だが先輩がある本を薦めてくれた。そしてわたしはその本を読むことにした。二ヶ月ぶりの読書だ。最初はよく分からなかったが、読んでいくうちに少しずつ分かるようになってきた。だが分からない部分もかなりあった。



 接続語に注目しましょう。この文章では「だが」「そして」しか使われていません。

 なので全体的にリズムがなく、平坦な印象になっています。


 接続語をきちんと選ぶと、文章が引き締まってきます。

 特に「そして」は多用しがちなので気をつけましょう。以下の接続語などに置き換えることができないか、考えてみましょう。


代表的な接続語:

「ところで」「しかし」「さて」「ちなみに」「ただし」「それから」「もちろん」「さらに」「つぎに」


 書き換えると、こんな風になりますよ。


(例)

 わたしは本を読むのがとても苦手だ。だが先輩がある本を薦めてくれたので、わたしはその本を読むことにした。ちなみに二ヶ月ぶりの読書だ。もちろん最初はよく分からなかったが、読んでいくうちに少しずつ分かるようになってきた。ただし分からない部分もかなりあった。


 どうですか? 内容は変えずに、接続語だけを変えています。印象が違ってはいませんか?


結論を先に書こう

「先日わたしは○○だった。××をして、△△と出会い、□□をすることにした。そして次にわたしは……」


 なかなか結論が出てこない文章は読んでいてつらいものです。

 そこで、まずは最初に結論を言ってしまいましょう。


 では結論とは何なのか?

 単純に考えましょう。「この文章は、いったい何について書こうとしているのか」を、まず宣言すればいいのです。


(例)

 先日読んだ本について論じようと思います。まず、わたしは本を読むのがとても苦手で…


 このように、先に主旨が置かれていると読むほうの興味も喚起され、すっきりとした印象になります。

音読してみよう

 せっかく書いた文章を、そのまま提出なり送付なりしていませんか?

 文章を書いたあとというのは、脳がハイになっています。なので一度客観的になるのが重要なのです。


 しかし、文章を黙読していてはあまり意味がありません。

 ここはきちんと声を出して音読してみましょう。大きな声で読む必要はないのですが、こうすることで文章のリズムを確認することができます。この段階で句読点の位置を修正しましょう。

 誤字脱字のチェックにもなるので、必ず行いたいポイントです。


また、パソコン上で書いている場合は「プリントアウトする」というのも有効な手です。ぜひプリントアウトしてから、音読をしましょう。


数日後に読み返してみよう

 文章をうまく書くには「客観的になる」ことが大切。

 時間がないときは仕方ないですが、時間があるなら日数を置いて推敲しましょう。

 一度書いて音読し、修正をしたら、三日ほど寝かせるのです。

 内容を忘れたころに、他人の気持ちになって読み返してみると思わぬ矛盾点などを見つけることがあります。


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 いかがでしたか?

 どれも効果の高い気遣いポイントです。すこし気をつけるだけで、文章は見違えるようによくなりますよ。

「あなたの文章ってとても分かりやすいね!」という評判は充分スキルになります。ぜひお試しを。


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