2017.02.11

「彼が浮気しないか不安で不安で…」という女子のお悩みに、おネエ系映画ライターが解答!

女子の恋のお悩みは、いつの時代も多種多様、人の数だけ違うもの。
だから、「こうしろ!」と言われてその通りにすればハイ解決!と言うものでもないですよね。

そんなモヤモヤとした恋の悩みを抱えた女子に、数々のファッション誌やテレビ番組「スッキリ!」でもおなじみのおネエ系映画ライター・よしひろまさみちさんが「映画」で解答しちゃいます。

◆本日のお悩み女子

別に怪しいところがあるわけでもないのに、彼氏が浮気していないか不安で不安で仕方ないです。
SNSのログイン時間をチェックしたり、連絡が遅いと理由が気になったり。でもそれを言うと面倒臭がられるだろうし、聞いたところでどうしようもないと思うので彼氏には特に言いません。でも、だからこそモヤモヤもたまります。ムダな疑いとか不安とかを持たずに付き合いたいです。(みわこ/25歳/事務職)

◆結論 他のこと考えましょう。じゃなきゃ、自分の手で壊すわよ

恋わずらいの症状の「疑心暗鬼」ってヤツですわね。みわこさんの気持ちはとてもよ~くわかるわ。そりゃ好きな人が、自分の知らないところでいったい何をしているのかって気になっちゃうし、ましてや彼が他の女子から放っておかれないようなキャラだったりしたら「誘惑されているのでは!」って心配になってしまうのも納得よ。

でも~~~!まずは自分がやっていること、心配していることを振り返りましょう。そして、それと全く同じことを彼が自分のためにしていると考えてみよ~。はい、めんどくさい!

そうなんですよ~。恋わずらいのやっかいなところで、自分としては「よかれ」と思ってやっていることは、相手にとって「余計なお世話」っていうことが多いもの。それがエスカレートすると、「俺のこと、信用してないんだ……」という不信感に変わっていき、お互いにすれ違いが進んでしまうわけです。いや、相手を心配するのは好きな証拠だし、けっこうなことなんだけどね。やり過ぎはよくない。ダメ、ぜったい。

特にここ10年は、みんながスマホを持って、誰もがSNSをやっている状態になってしまったから、余計に相手の行動が読めてしまうのがやっかいWパンチ。

みわこさんだって、超忙しい仕事中や盛り上がりまくっている女子会中でも、スマホを片手にチラチラSNSをチェックしたことない?それくらい手軽な息抜き道具でもあるわけだから、SNSにログインしていることイコール他の子と遊んでいるってはならないはずよ。疑心暗鬼になってしまうことで、あらぬ方向に妄想をふくらませて勝手に心配してしまうのは、相手にとっても失礼だし、みわこさんの心だって病みまくるから、マジ余計なことだと思うわけです(重ねて言いますが、相手を思いやること自体はとても重要なことですよ)。「好き好き好き~!」は「マジ不安! やばい!」って気持ちと裏腹で、誰にでもあること。だって、壊したくないんだもん。

ではどうすればいいか。他のこと考えましょう。

「それができれば相談なんてしねーわ、ぼけ!」という声が聞こえてきた~! 
これまたその通り!だから恋わずらいはやっかいなのよ!でも、そこは自分の心を鬼にして、別のことを考えることでならしていかないとダメ。じゃないと、さっきも言ったとおり、自分の手で大切なモノを壊しちゃう可能性だってあるんだから。一方的な親切や不安は、相手にとってどう?ってことを考えて、ちょっとずつ他のことへスライドしていきましょうよ。

◆人の心は人の力では動かせないことを知ると、相手が信用できるかな

では、映画でいい失敗例を教えます。
『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』っていう映画を観ると、その失敗がよ~くわかるわよ。


(C) 2015 Universal Studios. All Rights Reserved.

この作品の主人公ティムは、21歳の誕生日から一族の遺伝でタイムトラベルができるように。そこでまず彼がおもしろがって始めるのは、自分の過去の改ざん。といっても、ものすごい大ごとではなくて、恋愛がらみ女性がらみのことだけなんだけど(お父さんから、金や名誉のためには使うべからず、という家訓を言い渡されたからなんだけど)。

恋がらみのことだけでも、時間をさかのぼってやり直すことができるなら超いい!って思うでしょ?
ところがどっこい、一方的な恋の失敗を書き換えたところで、結局その人とはうまくいかないってことに気づかされるのよ。

なぜか。それは、その恋の相手はそもそも結ばれる運命にはなかったから。ティムは、夏休みに知り合った妹の友達に一目惚れして、夏休み最終日に告白するのね。すると彼女は「もっと早ければな~」ってお返事。そこで時間をさかのぼって、夏休みの途中で告白してみると、今度は「夏休みの最後まで考えたらアリかも~」という返事が。

そもそもつきあう気がなかった、というよりも、恋心なんて出会いとタイミングが勝負なわけだから、彼女とは運命で結ばれていなかったってことなのよ。結局ティムは、素晴らしい女性との出会いを、さまざまな改ざんでモノにすることに成功するの。だけど、それには代償もつきもの。思うように時間を操ったところで、その先で帳尻を合わせるかのように、思うようにいかないことが起きるってわけ。


この作品はファンタジー映画ではあるけど、普遍的な人の心を描いた作品。
恋や人の気持ちっていうものは、運命でしか動くことがなく、意図的な力では動かないってことを教えてくれるの。恋にのめりこめばのめりこむほど相手のことは気になるけど、そこをぐっとこらえて。だって彼も人間だもの。心は動かせないもんよ。だからこそ、相手を信用することが必要であって、ちょっと肩の力を抜くことが最良の策だと思うわけですわ。

みわこさんと彼が将来を考えられるカップルであるならば、どんなことがあっても乗り越えられると思うの。けんかしても、すれ違いがあっても、2人でいる時間の中で解決できるんじゃないかしら。

極端な話、彼がもし浮気をしたとしても、彼のことを信用しているみわこさんだったら許せるんじゃない?浮気は浮気だし、本気は自分だけのもの、という自信を持つべきよ。あ、浮気癖がある男や、人を思いやる気持ちが薄い自分勝手な男が相手だったら、もちろんみわこさんも遊び気分で(つきあうな、とは言いません。これも経験)。とりあえずちょっと肩の力を抜いてみましょ。(よしひろまさみち/ライター)

(ハウコレ編集部)

関連記事