2011.11.30

薬にも飲み合わせがあるんです!医者の卵が教える正しい薬の飲み方チェックリスト

突然ですが、グレープフルーツジュース(GFJ)効果というものをご存知でしょうか。


実はほとんどの薬は、グレープフルーツジュースと飲むことで、その効果が強まってしまうのです。

現実的には薬をグレープフルーツジュースで飲むことはほとんどないでしょうが、薬は他の物質の影響を受けやすいことが分かります。

また、外出先で忙しいときなどは、手元に水がないなんてこともありがちですね。
あなたの薬の飲み方はほんとうに正しいのでしょうか。
さて、チェックしてみましょう。

柑橘系のジュース

実はグレープフルーツジュースに限らず柑橘系のジュースには、薬の作用を強める働きがあります。この働きは薬全体の60パーセントにも及びます。

柑橘系のジュースは、からだの中で薬を分解する酵素の働きを邪魔します。結果的に薬の影響が強くなり、副作用が生じるのです。

柑橘系のジュースで薬を飲むのは止めましょう。

牛乳

胃に刺激がある薬を飲むときに、胃を保護する働きがあるとされることもありますが、科学的には実証されていません。

むしろ、牛乳に含まれるカルシウムと反応する薬の成分は多いのです。また、胃酸が牛乳によって中和されることで、胃酸による薬の消化のタイミングがずれ、副作用が生じることもあります。アスピリンなどはこの典型例です。

牛乳で薬を飲むのは止めましょう。

お酒

アルコールを含む飲みものは絶対に薬と飲まないようにしてください。洋酒などのアルコールが含まれている食べ物にも同様の注意が必要です。

アルコールは薬の作用を弱くすることもありますが、多くは薬の作用が大幅に強くなります。

また、アルコールによって薬の成分が分解され、本来現れないはずの副作用が発生するので、大変危険です

お酒で薬を飲むのは止めましょう。

コーヒー

コーヒーに含まれるカフェインは、カゼ薬(総合感冒薬)などの薬と作用が重複し、不眠興奮動悸などを引き起こす可能性があります。

カフェインは栄養ドリンクなどにも豊富に含まれていますから注意が必要です。

コーヒーで薬を飲むのは止めましょう。

お茶

普通の緑茶ウーロン茶を薬と一緒に飲む分には問題ありません

かつては鉄を含む薬品(貧血用の鉄剤など)がお茶のタンニンと反応するという説もありましたが、現在では明確な根拠がないとされています。

おわりに

たとえ水がない状態でも、薬を水なしでそのまま飲むことは控えましょう(水なしで飲めることを売りにした薬は除きます)。

水と薬を一緒に飲むのは、薬を水に溶かして吸収を良くするためです。

水なしで薬を飲むと、薬が溶けずにそのまま排泄されたり、誤嚥(薬が気管に入ること)や潰瘍の原因になります。他の飲みもので飲むよりもずっと危険です。

結局、水がなければお茶で薬を飲んでも大きな影響はない、ということになります。しかし、これはあくまで水がないときの話です。

薬を飲むときは、基本的に白湯(ただのお湯)で飲むのが約束です。

薬を飲むのが好きな人はそういないでしょう。せっかく嫌な薬を飲むのですから、正しい飲み方をして、薬の効果を最大限に引き出すことをお勧めします。

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