2011.12.08

こどものいのちは社会で守れ!医者の卵が教える児童虐待のサイン


人々の心が荒んできたせいか、児童虐待のニュースをしばしば見かけますね。
こどもは社会のたからものであり、決していたずらに傷つけてはいけません。

統計によれば、現在100人に2人のこどもが虐待を受けています。
児童虐待はこどもを肉体的・精神的に傷つけるので、主に医療現場で発見されます。
つまり、もっと早く見つけてあげることができれば、余計な傷をつけずに済むのです。

被害にあったこどものサインを見逃さないことが大切ですね。
では、チェックしてみましょう。

はじめに

そもそも、児童虐待とは「こどもの心身を傷つけ、健全な成長発達を妨げる行為」を指します。

これはまたは育ての親によるものですが、「偶然の事故」や「しつけ」とは区別されますたとえ親がしつけであると主張しても、こどもに著しい害を与えるようであればそれは虐待です。

虐待されたこどもは心に深い傷をおいます。おとなになってもその傷は簡単には消えず、自分のこどもに虐待を繰り返すこともあります。

虐待についての正確な知識を持って、虐待を未然に防ぎましょう。虐待には次のような種類があります。

  1. 身体的虐待(叩く・蹴る・屋外に締めだす・タバコの火を押しつける)
  2. 性的虐待
  3. 心理的虐待(脅す・なじる・他のきょうだいと激しく差別する)
  4. ネグレクト(食事を与えない・入浴をさせない)

取り返しのつかないことになる前に、以下のサインに気をつけましょう。

こどもからのサイン

  • 身体に不自然(親の説明があいまい)な傷がある
  • 親がいるとおびえる
  • 親と不自然に密着している
  • いつも同じ服を着ている
  • いつも汚れた服を着ている
  • 体格が貧弱である
  • 家に帰りたがらない
  • 家出を繰り返す
  • 食事をむさぼるように食べる
  • 極端に食欲がない
  • 周囲に対して攻撃的である
  • 非行犯罪を繰り返す

いくつかの項目が当てはまる場合は、そのこどもが虐待されている可能性があります。

おとなのサイン

  • 近所づきあい地域との交流がない
  • 家の中から頻繁におとなのどなり声子どもの悲鳴が聞こえる
  • 小さいこどもをおいたまま頻繁に外出している
  • ケガをしたり病気になっても病院に行かない
  • 他のきょうだいとの態度に明らかにがある
  • アルコールによって人柄が変わる

いくつかの項目が当てはまる場合は、そのおとなが育てているこどもに虐待の可能性があります。

おわりに

医療現場で家庭内でのケガ(とくに原因が不明であるもの)や消耗状態のこどもを見つけると、医者はまず虐待を疑います

虐待を疑った医者がすることは、警察児童相談所への通報です。

虐待があったかどうかを当事者であるおとなやこどもに確かめることはしません。確かめようとしたことで、余計に事態が悪化することがあるからです。

医療現場でなくても対応は同じです。むやみに虐待の有無を確認する必要はありません。

緊急(こどもが殴られたり蹴られたりしている)の場合は、すぐに警察に110番通報をしましょう。
緊急でない場合は、児童相談所福祉事務所、お住まいの市町村窓口、あるいは「虐待ホットライン」のような直通電話に連絡しましょう。

調査の結果、虐待ではないとわかったときも、通報者の責任は問われません

通報は匿名でも構わないので、いざというときは通報をためらわないようにしましょう。

こどもが社会のたからものであるならば、それを守るのは社会の支援であるべきです。

虐待のサインを見逃さず、明るい社会を作りましょう。

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