2017.08.31

―あのコの恋愛事情― #彼女がいても好き 編

ネイルサロンは不思議な空間。
手を握り合っているからなのか、リラックスした密室空間がそうさせるのか、秘密の内緒話しを打ち明けて下さる方がとても多い場所でもあります。
そんなネイルサロンで繰り広げられるみんなのリアルな恋のお話をお送り致します。

※許可を頂いたものだけ掲載しています。
※個人を特定できる情報が含まれないよう職業等にフィクションも織り交ぜています。ご了承ください。

◇あの人には彼女がいた

「好きになるのって自分で止めたりできなくないですかぁ?」ごもっともなことをリナホさん(仮名)が言う。「彼女いるって最初から知ってたら好きにならなかったか?て聞かれたとしても、絶対好きになってたと思いますもん」

恋愛って「好きになるぞ!」て決めてスタートボタンを押すわけじゃないし、彼がハゲてたって太ってたって臭くたって、ましてや、後から彼女がいるって知ったとしたって、好きになってしまうときは誰にも止めようがない。

◇恋愛は「恋愛」でしかない

「彼女いるらしんですよね。3年くらい付き合ってるらしいんですけどぉ」
今はまだ「小さなヤキモチ」でしかないような感情を抱えてリナホさんが聞いてきたのは「彼女がいたって好きでいいですよね?」という一言。

そりゃー、いいでしょう。恋愛は「恋愛」でしかない。結婚と違って、先に出会おうが後に出会おうがフェアな立場でできるのが恋愛だ。

彼は彼女を出会った頃と同じように好きかもしれないし、そろそろ別れたいと思っているかもしれない。今はまだ「彼女一筋」かもしれないけれど、来月には気持ちが変わっているかもしれない。恋愛には口約束しかないからこそ「自由恋愛」なんて呼ばれたりもするわけだから。

「でも、彼女から取るとかは止めた方がいいとは思いますけどね」念の為のアドバイスを送ったら「それはしたくないけどぉ…でも、なんでですか?」と聞くリナホさんに真面目な気持ちで答えた。

◇人間はなかなか変わらない

付き合っている彼女がいるときに新しい女性に出会って、その女性からアプローチされたからってフラフラと鞍替えするような人は、めでたくリナホさんと付き合ったところで、また同じように鞍替えするときがくるのだ。人間はそんなに簡単に変われないから。

リナホさんが好意を寄せていることは雰囲気で伝えてもいいかもしれないけれど、大切なのは「自然にお互い惹かれあった」のか、「いい雰囲気になったから」とか「若いから」とか「かわいかったから」なんて理由で鞍替えをしようとしているのか、彼をちゃんと見極めること。

彼がリナホさんのことを「好きになったかもしれない」と自分で思うとき、きちんと誠意をもって今の彼女に向き合って恋を終わらせることができる人じゃない限り、今の彼女と同じ目に合うかもしれないということは一応覚悟しておいたほうがいいだろうと思う。

◇おわりに

「たしかに二股とかやだしなぁ」リナホさんは見た目に反して(失礼)誠実だからこそ「彼女がいる人」に恋をする自分を少しだけ許せなかったりするんだろう。

もし彼が「ごめん、彼女いるんだよね」とか「今はまだ彼女がいるから少し待って」とかはっきり言ってきたとしたら、彼はとても誠実な人で、愛した人を裏切ったりしない人なわけで、リナホさんの男性を見る目はあるってことですよ!なんて笑ってみたら
「えー、単なるフラれただけかもしんないじゃないですかぁ」なんて笑い返された。

確かにフラれただけかもしれないけれど、彼女とはそのままで内緒でHだけしちゃおうなんて人もいるし、一瞬「彼女と別れるよ」なんて言ったくせに、することだけイタしたら「ごめん、やっぱり彼女が…」なんて言い出す人だっているんだから、自分の好きになった人が誠実だったってことだけでも胸を張ってもいいと思う。

恋が叶わなかったら胸は痛いかもしれないけれど、自分の好きになった人はいい加減に恋愛する人じゃなく、好きでもないのに性欲だけで寝る人でもなく、長年付き合っている彼女との「情」も大切にできる人なんだと思うと、失恋したとしても「私の好きになった人はすごくいい人だった」て胸を張れる気がしませんか?

彼女がいる人を好きになってもいいと思う。誰かを「想う」気持ちだけは自由だから。でもいつかその恋を思い出すときに「すごくいい人を好きになった」て思えるように恋愛してみて欲しいな、なんて老婆心ながら思ったのでした。(川上あいこ/ライター)

(ハウコレ編集部)
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