2017.09.09PR

「理解のある女性」とは彼に合わせる女性のことではない

一般論として「彼に、彼女として理解を示すと、ラブラブになれる」と言われます。「理解のある女=彼にとってのいい女」ということです。
ではこの、「理解のある女」とは、どういう女子のことなのでしょうか。
彼に理解を示す……たとえば彼が仕事で忙しいのであれば、「仕事が落ち着くまで、無理してデートしなくてもいいよ」と言う。これもひとつの理解の示し方でしょう。つまり彼の現状に対して、思いやりをもって対処しているということですね。

あるいは彼がサッカー好きであれば、あなたも「にわかサッカーファン」になる、というように「彼の趣味に合わせる」というのも、ひとつの「理解のある女子」の姿なのかもしれません。
このへんの「理解ある」女子の対応は、まだかわいいほうです。

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なかには「彼が素人の女子と浮気するのはイヤだけど、プロの女性となら、まあしかたないと思って許す」と言う女子もいます。プロというのは、いわゆる風俗店の女性、ということです。あるいは結婚を前提でつきあっているはずなのに、何年経っても彼が結婚しようと言ってこない。

でも彼女は「彼の仕事が落ち着いてから結婚してもいいと思うから、何年でも待つ」と言う……ここまできたら、ちょっとした「かわいそうな女性」です。そう思う人がいてもおかしくない話です。
理解がある女子とは、聞き分けがいい女子、男にとって都合のいい女子、と言い換えることもできます。でもそうなってしまえば当然、男はつけあがってきます。

「おれの彼女は、ここまでなら許してくれるんだ」と思うわけです。浮気の例で言えば、「素人とならNGだけど、プロとなら、おれはヤリ放題なんだ」と判断するのです。

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ダメなものはダメとハッキリ言う。イヤなことはイヤとハッキリ言う。これが本当の「理解ある女性」です。

男にとってのある種の「究極の状況」を考えるとすぐにわかることです。男にとっての究極の状況とは……たとえばお酒があって美しい女性がいる状況です。スナックとかキャバクラとかですね。そういう場所で、女性が客に「理解を示し」、彼がやることなすこと「うん、OK!」としていたのでは、店はつぶれます。

酔っぱらってイケナイことをする客に「ダメです」と、ハッキリ言う女性がいるから、お店はちゃんとまわっていくのです。

酔っぱらって女子のおっぱいを触る客や、閉店時間をすぎてもいつまでも飲んでいる客に「ダメ」と言うから、お店は繁盛するのです。これは、お酒を提供する商売の鉄則なんですね。
恋愛もまったくおなじです。男って、好きな彼女に「これはイヤ、これはダメ」と言われないと「なんでもあり」になります。そういう、日常生活に密着した倫理観のようなものって、きっと生まれつき男子より女子のほうがきちんと持っているのです。それはなぜなのか?

女子は太古から、子どもを産み、育てる性だから、という理由があるそうです。つまり子どもに生きていくうえでの「基礎」を主に教える役割を持つ性として、「いい、悪いの基準」を、女子は生まれながらにしてしっかりと持っている、ということ。

「理解ある女子」とは、「いい、悪い」を、彼に正確に言える女子のことです。(ひとみしょう/文筆家)

(ハウコレ編集部)
(あかねぴ @akanepi0426/モデル)
(かしゅかしゅ@cashe_cashe2525/撮影)

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