2017.11.22

長続きするのは「たまにマンネリでものんき」なカップル

「彼氏とのマンネリが怖い」
こんなふうに考えている人は、少なくないんだと思います。

実際、「マンネリ防止」に関するコラムなんかは多いですし、実感としても、マンネリに陥ってしまったときには、なんとなーく「これって、お互いこのまま冷めたいっちゃって、そのままおしまいなのかなー」なんて不安がよぎったりもします。

でも、「マンネリ」するのって、そんなによくないことなのでしょうか?

マンネリは「芸術」?

マンネリの語源は「マンネリスム」。その生まれはイタリアで、ときは芸術の時代・ルネサンス後期。

「自然を超越する行動芸術」と言われるそのそもそもの意味は、「反復・継続して行われるある一定の行動が、やがて自然を凌駕するような美しさを伴う」というところにあります。

なんのことだかわけわかめですが、要するにこういうことです。

斬新とか、奇抜とか、そういうのも大事だし楽しいのはわかるけどさ、まあ、そんな明らかな「作り物」感よりも、平凡だけど、リアルで腰の座った日常生活の方が、美しくない?

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カップルの関係性でいうのなら、ディズニー行ったり、温泉行ったり、はたまたたまには海外旅行に行ったりして、とにかく「やばい! 楽しい!」を維持しようとすることがアンチ・マンネリ。

ただ毎日を、ふたりで、特別なことはないかもしれないけど淡々と、平和に過ごすことがマンネリ。ふたつはたしかに違うけど、それぞれが、いいところがあるって思いません?

マンネリは不可避

マンネリしないカップルはいません。
マンネリが全く訪れない関係性なんて、それこそリアリティがなくて、漫画やドラマみたいですよね。
そう、作り物の物語なんです。ずっとラブラブでその「アチュラチユ♡」が一瞬たりとも途切れないなんて。

ドラマなんかでは、毎話毎話、視聴者を飽きさせないことに必死で起承転結、波乱万丈、奇想天外なストーリーが考えつくされているんです。視聴者が飽きる前に、当の主人公たちがマンネリなんてしてたら、話がもちませんから。

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けど、現実のカップルは違うのです。
毎週毎週、どこか新しいところに行って「マンネリ防止だ!」なんて体力的にも、金銭的にも無理がある。

そうすると、どうしても関係性が平坦になってきます。
お休みの日も、ただただお家でそれぞれスマホをいじってる、外にお出かけするにも、近所のファミレスでドリンクバーを飲みながらぼーっとする。
そして、これこそがマンネリ。

このマンネリは、その語源のとおり、紛れもなく「ふたりが長い間一緒にいた証」ですし、ふたりの絆があるからこそのもの。

毎回毎回、新しいことをしなくては楽しめないカップルは、相手に惚れてるんじゃなくて、「デート」に惚れてるだけ。

相手自体への愛情が強いからこそマンネリするのですし、マンネリすることで「デートがつまらん」じゃなく、「デートしなくても楽しいわ」と実感すべきなんです。

あえて作り物に寄せて考えるなら、超長寿連載漫画なんかが似てますよね。某警察官のやつとか。あれとかは、別に冒険して毎回強敵が出てくるわけでもないし、めくるめくプロットはありません。でも、ストーリーじゃなくて、登場人物そのものが愛されてるから、あんなにずっと続くわけです。某RYOさんは、ルネサンスで生まれたマンネリスムの正当後継者なのかもしれませんね(笑)。

予防じゃなく、事後策!

マンネリを予防することは無理です。それは、ふたりが長い時間を共にすればするほど、ますます困難になってきます。
でも、マンネリになったとき「なんとかしたい」って思う気持ち自体は、むしろすごく大切だと思います。

マンネリ自体が素敵なことだけど、マンネリしたとき、「あんなことしたら、きっと楽しいはず!」って色々デートを提案したり、話し合ったりすることで、マンネリを超えたさらに深い関係性になれる気がしませんか?

マンネリしても、のんきでいられる。しかも、マンネリしたときも、ちょっとした気分転換でまたリフレッシュできる。

まだ付き合いたてのカップルも、結婚を見据えたカップルも、マンネリありきのお付き合いを考えてみてくださいね。では、「マンネリ」という言葉にゲシュタルト崩壊を起こし始めたこの辺で、さようなら。(遣水あかり/ライター)

(ハウコレ編集部)
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