2018.02.05PR

本命の彼女に対して彼は「自分のダサいところを見せる」

本気で好きになってつきあった彼女に対し、彼は最初こそかっこつけていても、やがてより自然な態度を示すようになることがあると思います。

このような彼の態度を見て、「彼氏が気を抜きすぎ」とか、「わたしのことを、どうでもいいと思っているの?」とか「わたしに魅力がないのかも」などと考える彼女もいると思いますが、それは思い過ごしというものです。
これはたとえて言うなら、ラブラブカップルの彼女が、彼氏の顔の前でおならするのと同じことです。

女子だって、つきあい当初は、彼の前で軽く緊張していますよね?「お泊りデートのとき、彼にすっぴんを見られない方法」をネットで探したりしている女子はとくに、軽く緊張しているでしょう。
彼だって、つきあい当初は、彼女の前でおならもできないし、もっとリアルなことを言えば、デート代がないなんて口が裂けても言えないのです。

そういうふたりもやがて、軽く緊張することに疲れるのか、相手のことをよりよく知って安心するのか、お互いに心を開いて、すっぴんのままウロウロするようになったり、あろうことか、彼の顔の前でおならをする彼女がいたりとか……いわゆる「ふつうの」関係になります。彼の顔の前でおならをするのがふつうだとは思わないですが、でもまぁ、広い意味でふつうになっていきます。
ふつうになっていくプロセスの中で、男子は「この彼女の前だと、おれはかっこつけなくても大丈夫だ」ということを知ります。
ことさらかっこいいところを見せていないと彼女に嫌われるかもしれないという恐れと、ホッとしたいという気持ちとが拮抗した結果、どこかのポイントで「かっこつけなくても嫌われない」と知るとか、「かっこつければつけるほど、彼女も緊張してしまってかわいそうに思える」とわかってくるのです。

簡単に言えば、「よりダサい自分」を彼女に見せる彼というのは、彼女との関係に自信を持ちはじめているということ。
彼の不安、つまり「彼女の前でいいかっこうをしておかないと、彼女に嫌われるかもしれない」という気持ちがあるうちは、彼は彼女のことを「この子って、ホントにおれのことを理解してくれているのかな」と、いぶかしく思っているということです。つまり本命の彼女になってくれる人なのかどうかを、探っている。
ダサいところを彼があなたに見せてきたら、それは彼があなたは本命の彼女だと認識しているということです。
たとえばあなたの前でおならする彼は、あなたのことを本命の彼女だと思っています。
がしかし、女子として、どこかで「締めたい」と思っていることもあるでしょう。

たとえば、どんなにラブラブになっても、お風呂上りにハダカでウロウロしてほしくないとか。
そういう、「ここはさすがにちゃんとしてほしい」と思っているところは、言葉にして彼に伝えるといいのです。

男子って「どこまでダサいおれのことを、彼女は受け止めてくれる(許してくれる)のだろう」と、推し量っているところがあります。それはなにも、相手の顔色をうかがいつつ行動するというゲスなことではなく、「どこまで甘えても許されるのか」を知りたいという、いわばマザコン心理の小出しのようなものです。

だからときに彼女が「ここはきちんとして!」と彼を叱ると、彼はわりと喜ぶのです。これを精神的ドMと言われたら、まぁそうかな、と思いますが、それとは少し次元がちがうところで、彼は喜ぶのです。(ひとみしょう/文筆家)

(ハウコレ編集部)
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