2018.05.11

認めようよ、あなた恋より仕事が大事でしょ?【トイアンナのしくじり恋愛】



こんにちは、トイアンナです。私は今年1月に離婚をし、自分の嫌な面も含め反省点を徹底的に洗い出しました。その中には「親が嫌いなくせに恋愛ではファザコンだった」「支配的な妻として、夫を縛り付けていた」など、自分でも目をそむけたくなる現実が含まれていました。


まあ、クズい自分も含めて愛していくっきゃないのだよ。と、大抵は笑って乗り越えられるものですが1点だけ「変わらないとマズい!」と本気で反省したポイントがあります。


私は、恋愛より仕事が好きな女でした。

家族のために、死ぬほど働いてどこへ行くの?

就活で志望動機を聞かれるたび「家庭も仕事も大事にしたい」と言ってきた私。男のために数百万貢いででも働いて、関係を維持しようとしてきた過去。家計を折半にして、それでも家事を半分以上トライしてきた生活。事実を並べるだけならば、家庭が優先順位トップにあったと言えるでしょう。

けれど、事実はどうだったか。たとえば今、私は深夜2時にこの原稿を書いています。夫がいたときもそうでした。団らんの時間を共にして、それから仕事に戻る生活。そうしないと食べていけなかったからではありません。ただ、仕事が好きで仕方がなかったのです。

私と付き合った歴代の男性は、いつもさみしそうな顔をしていました。一緒に暮らしても横で寝ることもかなわず、休日もたまにしか取らないワーカホリックな私を見て。会議中、邪魔されると怪訝な顔をするのも常でした。プライベートの予定は仕事のために潰すのに、その逆は許せなかった。明らかに私の優先順位は仕事>家庭にあったのです。

男性なら理解してもらえるだろうに、という傲慢さ

しかも、心の底で「仕事を優先して何が悪いの?」と思っていました。職場は毎週競合とシェアを奪い合う紛争地帯。殺気立った職場に男も女もありません。けれど男性にはどんなに忙しくても家で待ってくれる奥さんがいる。じゃあなぜ、私は仕事に邁進していることで責められなくてはいけないの? そんな風に思っていたのです。

けれど、時代は変わりました。忙しい男性だって家へ帰らなければ離婚されるのが現代のリアルです。あれだけモテると言われる商社マンだって、周囲では家へ帰ってこないからと離婚状を突きつけられています。私は仕事で誰よりも愛する祖父の死に目に会えませんでした。当時の職場ではそれも当たり前で、誰もが覚悟して入社していたはずです。ですが今なら「そんな職場、やめてしまえ」と言われることが多いでしょう。

ワーカホリックは、すでに過去の遺物。そして私は戦争が終わったのにまだ銃を構えている、時代遅れの兵士でした。

出口はない、それでも手探りで選ぶんだ

仕事を何よりも優先したい女に、未来は2つしかありません。何とかして仕事依存をやめるか、それとも耐えられる男を探すかです。付き合いたてのころは、ニコニコ三つ指ついて帰りを待ってくれる男の子も見つかるでしょう。けれど彼らも結婚するや否や「もっと早く帰ってこれないの」と不満を抱くのは目に見えています。

今のところ、私に答えはありません。せいぜい仕事の生産性を上げ、早く帰ろうとしているくらいです。けれどこのままではモーレツ世代のごとく「子供に顔を覚えてもらえない」「定年退職したら家庭が冷え切っている」未来が待っています。お金を稼げるから発覚しにくいだけで、ワーカホリックは自分や社会に迷惑を及ぼす病気だ。少なくとも私はこの事実に向き合わざるを得ないのでしょう。たとえ離婚という対価を払ってでも。(トイアンナ/ライター)

(ハウコレ編集部)

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