2010.05.21

「やりますか、いざ禁煙。」禁煙方法も多種多様

百害あって一利なし。そんなことは百も承知。そして世間は禁煙モード絶好調で肩身も狭い。でも、やめられない。やめる、やめないはさて置き、やめる方法をご紹介します。いつかのために、頭の片隅に置いておいてくだされば・・・。

① 害を知る

代表格は肺がん。本数が多いほど、開始年齢が早いほど、発症率は高い(だから今さら…、と思う気持ちもわかります)。さらにCOPD(慢性閉塞性肺疾患・慢性気管支炎・肺気腫)、脳梗塞や心筋梗塞による突然死の原因にもなる。それは煙に含まれる一酸化炭素が動脈を硬くし、ニコチンが血液をドロドロにするから。

病気だけでなく、老化や血行不良、抜け毛など美容にも大きく影響します。そして怖いのは、副流煙を吸う周りの人のリスクの方が3~50倍も高いということ。喫煙者の家族の肺がんリスクは2倍、尿からも大量なニコチンが検出されるそうです。

②自分に刺さる理由を選ぶ

タバコの害を知ると、やはり怖い。怖いけれども、性格や健康状態によって、イマイチ現実味がないのも否めません。人は自分の身に置きかえて切羽詰まって始めて実行に移せる生き物だから。

逆に既にガンだ、吸うと激痛が走る、といった明確にやめれる理由があれば否が応でもやめるはず。なので、漠然と健康に悪い、周りに迷惑といったピンとこない理由よりも、「にきびが治るなら」「ハゲが気になる」「恋人が怒る」といった現実の危機を動機にした方がいい。

なってもいない病気を予防するよりも、目に見えて成果がわかるので続けやすいです。単純に、タバコを買った“つもり貯金”は効果的かもしれません。

③ニコチン依存症派は“断煙”

脳細胞をリラックスさせる麻薬的作用のあるニコチンは、不足すると禁断症状を起こさせます。少しの間でも吸わないとイライラするニコチン依存症タイプの人は、本数を減らすだけではダメージは減らせても依存症は治りません。腹を括って“断煙”すること。

2,3日後をピークに無性にタバコを欲したり、イライラや睡魔が襲いますが、ニコチンが体内から抜け始めている証!負けるな~! ニコチンパッドやガムで補充して禁断症状を和らげながら、徐々に補充量をゼロに持っていきましょう。

④習慣派は“減煙”

飛行機やオフィスで長時間タバコが吸えなくても我慢できるスモーカーがいます。ニコチン依存もあるにはあるが、どちらかというと習慣派タイプ。喫煙行為そのものを体が覚えていて、緊張を紛らわすためや、行動の区切りに「ちょっと一服」が癖なのです。
この場合、ニコチンパッドを貼っていても吸うので、無意味どころかニコチン濃度が増して危険。理性を働かせる“減煙”がお薦めです。

長時間の無煙状態が我慢できるのは、禁止を理解し受け入れ、違反するカッコ悪さを嫌っているから。とても理性的です。「吸いたい」と思って3回目に1本吸う。食後に吸うから今はやめよう。歯磨きしたから我慢する。吸おうと思ったら何か用事を、といった具合に意識して吸う機会を減らせばいい。
脳が覚え、吸いたい衝動の頻度も減っていきます。

⑤禁煙外来

30年来の愛煙家が禁煙に成功しました。きっかけはカナヅチだった青年期のトラウマを払拭するべく50歳で水泳を始め、面白いほど泳げるようになり、もっと速く長く泳ぐために禁煙しようと、禁煙外来に行ったのです。

予想通り禁断症状に苦しみ、旨そうに吸う仲間にキレたりもしました。しかし根性で乗り越え、今では完全なる嫌煙家。苦しみを乗り越えられた秘訣は?と訊くと、「高い診察費と薬代を思うと欲求に屈する根性がなかった」らしい…。そう、辛抱には天秤にかける何かが必要なのです。

ダイエットでも、貯金でも同じ。せっかくここまで頑張ったのだから。こんなにもお金をかけたんだから…犠牲を払うことのプラス効果は多大です。勿論、さすがに医療機関のサポートは1人で悶絶しながら禁煙するより効果的だったようです。

ちなみに

かくいう私もヘビースモーカー。やめようと思うこともなければ「いつでもやめれる」と思っている。そんなに禁止するなら売らなきゃいいのに、と人のせいにまでする始末です。でも、まぁ、なんとなしに、ちょっと考えてもいいかなぁ、と思う昨今です。

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