2010.06.03

失敗しない物件選び

分譲でも賃貸でも、引越には大きなお金と労力が動きます。
入居してから「気に入らない」では遅い。
だからこそ失敗しない物件選びがしたいもの。

耐震強度や資材薬剤は、今の時代は基準も厳しいのでプロに任せるとして、
建築知識がない一般人が自分の目で確かめておくべきポイントを、
私も含めて実際に「ゲゲ!」と思ったという周囲の話をもとに書いてみました。
大きな買い物だからこそ後悔しないために、ぜひ参考にしていただければと思います。


生活に必要な立地条件を

会社員なら通勤の利便性、主婦なら買い物先や集合ゴミ捨て場の位置、
子供の通学距離、週末の趣味や実家との関係など、
自分の暮らしの行動範囲を考えて立地を選びましょう。

ここで注意したいのは、長いスパンで変化しにくい事柄かどうか。
今の会社を基準にして引っ越したが転職した、
子供が志望校を変えた、意気込んで始めた趣味をあっさりやめた、
などイレギュラーな事態もありますから。
「ひょっとしたら」と思うなら、それも踏まえて“潰しの効く”場所を選ぶのが賢いです。

電化製品の置き場所を確認

たとえば冷蔵庫。
最近は左右両開きタイプが主流ですが、片開きの場合は置き場所が重要に。
私は新築を建つ前に購入したので、
完成を見て始めて冷蔵庫の扉が逆になることに気づきました。
見取り図でわかれといわれればそれまでですが、なぜか盲点。
住んで7年、未だに使いづらいままです。

また洗濯機置き場も重要。
水道の詮が低くてドラム式が置けなかったり、
洗濯機と浴室の間が狭くて出し入れしにくかったり。
ぜひ設置する洗濯機に合うかを確認しましょう。
電話線やLANケーブルがどこにどう来ているかも要チェックと指摘する人も。
必要な方は、ぜひ。

③駐車場のサイズをチェック

マンション付属の駐車場に車が収まるかも確認を。
都心のマンションは駐車場にゆとりがなく、車庫が狭いどころか搬入口までも狭い。

倍率の高い抽選を潜り抜けて敷地内の駐車場をゲットしたはいいけれど、
車幅がギリギリで入れにくい、軽じゃなきゃ容易に入庫できない、
といった不具合もあります。
私も車幅がきつくて車を買いなおしたクチ。
これも当然気づくべき点ですが、当選に舞い上がって車幅なんて考えもしなかったです。

④しばらく張り込んでみる

物件は昼と夜、晴天と雨、様々な条件下で下見せよ、とよく言われます。
これは正解。年中暮らすわけなので、あらゆる天候条件を見たほうがいい。

加えて、さらに大切な下見。
「ご近所」です。恐ろしいオバサンが牛耳っていないか。
怪しい人物がウロウロしていないか。
夜になると大音響のカラオケが聞こえやしないか。
連夜、忽然と屋台が現れないか。
これらはみな業者からは入らない現場情報。
もし時間があるなら、足しげく近所に出向いて周りを張り込んでください。

道端に吸殻やコンビニの袋が捨てられていないか、
電柱にやたらに自治会の張り紙がないか、路上駐車が多すぎないか、
などを見るだけでも、その地域の姿が見えてきます。

⑤未来を想像する

周囲に空き地やパーキングがある場合、将来なにかが建つであろう事は想像できます。
学校や病院はなかなか移転しませんが、古いビルや家屋はいつ遊技場や高層ビルに変わるかわかりません。

もし北側が道路に面していて南側が更地の物件があったとします。
北に面した間口が長いより、間口が狭くても南に向かって縦長の物件の方が、
裏に建物が建ったとしても日当たりを確保する部分が残りやすい。
といった具合に、周りに何が建っているか、今後どう開発されていくかを想定しましょう。

おわりに

たいてい新居を手に入れるときは浮き足立つもの。
外観や景観、新生活に馳せる夢ばかり気になって、つい欠点を見落としてしまいます。
業者が忠告してくれる物件自体の善し悪しはもとより、
実際に生活するうえで大切な部分をしっかりと見てください。

盲点は人それぞれなので、複数の意見を聞くのも有意義。
そして、最終的には閃きを大切に。
「あ、いい感じ」「何となく嫌」といった根拠のない感覚が実は重要。
その場所から何かを感じ取る能力は、霊能者じゃなくても誰もが自然に持っているもの。
どれだけ好条件が揃っていたとしても、どこか云われない不穏さを感じたなら、
思い切って見送るのもいいかもしれません。

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