2010.06.22

ナイター競馬の楽しみ方

競馬と言えばダービーやオークスのある中央競馬を思い浮かべますが、東京にはもう一つの競馬があります。それは大井競馬です。今は東京シティ競馬(TCK)といって、カップルや女性同士でも楽しめる明るい感じの場内に大きく変わりました。

レースよりもアフター5を楽しむというスタイルに変わったのは、ナイター競馬「トゥインクルレース」が始まってからでしょう。昨年からは女性に人気のイラストレーター・わたせせいぞうさんがポスターの絵を描いています。
そこで、今回は大井競馬の面白さ、楽しみ方をご紹介しましょう。


日本初のナイター競馬

トゥインクルレースが始まったのが、今から25年前、1986年7月31日です。それまではいかにも鉄火場という感じだった大井競馬が大きく変わりました。日本初のナイター競馬として、ウィークデーの夜にビアガーデン感覚で遊びに行ける大人のナイトスポットに変わりました。

ビールを飲みながら2~3レースを楽しむというバブル時代のデートコースとしてスタートしました。それからだんだんと不況の時代に入っていきますが、今では当たり前になった馬単、3連単などという新しい馬券を日本で初めに導入し、人気を博してきました。
 

人気者やスターホースを生んだTCK

地方競馬からスターになった騎手や馬もたくさんいます。先日の日本ダービーをエイシンフラッシュで勝った内田博幸騎手は大井競馬の出身です。最近は若手の戸崎圭太騎手も人気です。一昔前は川崎の鉄人・佐々木竹見、船橋の石崎隆之、大井の的場文男の時代でしたが、新しいスターがどんどん登場しています。

馬も忘れてはいけません。あのハイセイコーを生んだのは大井競馬です。砂の女王・ホクトベガや地方競馬の雄・イナリワンも大井で走っています。そのあたりをよくチェックしておくと良いでしょう。

かっこいい競馬の交通広告

昨年から登場した新しい広告、それが「走れ、ドラマ。TCK」です。わたせせいぞうさんの絵、コピーはスポーツジャーナリストの二宮清純さんが書いています。この二人が作り上げたシリーズ広告が毎月変わり、1年間にわたって山手線の車内を飾りました。

内容は、スターティングゲートを作った男の話。名物の巨大イルミネーションの話。地方競馬のジョッキーは自分の着る勝負服が決まっていて、中央競馬のように馬主によって服を着替えることはない話、など様々な話題を提供してくれました。そんな広告なんかでも、見ているだけですごく楽しめます。

馬券の買い方、楽しみ方

ところで、6月2日にTCKでもダービー(東京ダービー)が行われ、盛り上がりましたが、馬券の種類は中央競馬と殆んど同じで、単勝から3連単までマークシートで全ての馬券が100円から買えます。

普段からTCKに行かない人にとっては、聞いたことのない馬名ばかりでしょうから、騎手の名前で買うのもいいでしょう。騎手の勝率や連対率を見て人気騎手をチェックしましょう。時々、中央競馬の騎手も参加しますので、要チェックです。


勝負に勝つためのヒント

因みにTCKは、すべてのレースがコースに高低差のないダート(砂)で行われ、芝のレースは有りません。このためいいスタートを決めたインコースの馬が有利です。内枠に逃げ馬がいたら新聞に印がなくても買いです。特に人気薄なら高配当が期待できます。

また、中央競馬と違って場内に合法的な予想屋が店を出しています。1レース100円で予想を買うのもいいかもしれません。7月には中央競馬の馬も参加してダート競馬の3歳チャンピオンを決める日本ダートダービーが開催されます。一度見に行かれてはいかがでしょう。


今年も新しい広告が登場

ところで、わたせせいぞうさんと二宮清純さんの広告は今年も少しスタイルを変え、掲出されています。昨年より少し文章の量が減ったようですが、二人のコンビで描くTCKのドラマは健在です。今年は山手線だけでなく、京浜東北線と京浜急行でも見られますので、窓上にある広告を探してみると面白いですよ。

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