2010.06.24

ワールドカップを予想しよう!サッカー通なら監督を見る!

ワールドカップでは注目選手やチームの総合力に注目しますが、実は勝敗を決める大切な要素として、監督の能力にも注意すべきでしょう。優勝候補と言われているチームも、その勝敗は監督の采配にかかっているといっても過言ではありません。そして監督がチームに与える影響は戦術だけではないのです。

今回のワールドカップで注目したい監督について見てみましょう。これを参考にして、あなたの観点から予想してみて下さい。優勝チームを予想して賭けなんかする方もいるんじゃないでしょうか。

サッカーの天才、ディエゴ・マラドーナ!

ディエゴ・アルマンド・マラドーナ。選手時代の彼の素晴らしいプレーは世界のサッカーファンの記憶に残っています。今回マラドーナは監督としてアルゼンチンを率いワールドカップに乗り込んできました。

選手として素晴らしい彼も、監督としては実績もなく、予選でまさかの敗退を喫したり、記者会見で記者を罵倒するなど、さまざまな問題点が指摘されてきました。

しかし国民のアイドル、マラドーナのオーラが選手にもたらす効果は絶大のようです。試合前に選手の数だけ十字を切って真剣に祈ったり、試合中には周囲を気にせず思いっきり感情をあらわし、試合後に全ての選手に愛情を注いで心から抱きしめるマラドーナの姿からは、サッカーを本当に愛する人間性が伝わってきます。愛情オーラでチームを率いるマラドーナ。アルゼンチンの力の源はマラドーナでしょう。

空気がよめない?フランスのドメニク監督

フランスはここ数年「選手をえり好みする」ということで問題視されているドメニク監督が率いています。リヨンや代表ユースチームで成果をあげた実績はあるのですが、有力選手をはずすなど理解できない采配が多く、選手選考の基準を「占星術で決めた」などと発言するなど、チーム内部に混乱を招く原因になっているようです。

EURO2008大会では好調のトレセゲを外してA´チームなるものを作り大量に選手を召集し問題視されました。結局本大会ではオランダに1-4、イタリアに0-2で負け1勝2敗グループ最下位で敗退し、非難を浴びました。

フランス国内からもチームからも嫌われているというドメニク監督。「ドメニク監督が去ったら代表復帰する」という有力選手もいるくらいですが、それにもかかわらず今回のワールドカップに監督として登場。またもアンリを起用せずメキシコに0-2で負けても「コメントなし」とするなど、采配に大きな疑問をよんでいます。

強豪スペインを破った!スイスを率いるヒッツフェルト監督

スイスが優勝候補スペインに勝利したのも、ヒッツフェルト監督の采配があってのことかもしれません。ヒッツフェルト監督は実はスイスのリーグでプレーしたこともあり、監督としてスイスリーグで優勝した経験もあります。

ブンデスリーガではドルトムントを率いて優勝2回、チャンピオンズリーグでは優勝1回、バイエルンミュンヘンを率いてリーグ優勝4回、ドイツカップ優勝2回、チャンピオンズリーグでは優勝1回など、確実な采配に定評がある名監督です。対戦相手を徹底的に分析する戦術でどのチームでも成果をあげています。

ギリシャが強くなったのはオットーがいるから!レーハーゲル監督

ギリシャを率いるのはドイツ人のオットー・レーハーゲル監督です。レーハーゲル監督はディフェンダーとしてドイツのリーグでプレーした後、ブレーメンやドルトムント、カイザースラウテルンなどの監督を歴任。2部から昇格したばかりのクラブを優勝させる離れ業も遂げました。

その実績を生かし、低迷していたギリシャをEURO2004で強豪ひしめく中でなんと優勝させました。レーハーゲルの戦術はマンツーマンディフェンスとカウンター攻撃で、古臭いと考えられていたものでしたが、強豪国を次々と沈めていくレーハーゲルの手腕は高く評価されました。

強豪ドイツを率いるレーブ監督

さて、名監督を生み出す本国ドイツの監督はどうでしょうか?今回も初戦で4-0と勢いのあるスタートを切ったドイツ。ドイツチームを率いるレーブ監督はドイツ国内チームでプレーした後、スイスのFCシャフハウゼンやFCフラウエンフェルトでプレーをしていました。

その後オーストリアリーグのFKアウストリア・ウィーンで監督として優勝を遂げた後、母国ドイツチームのヘッドコーチに就任し、2006年ドイツワールドカップではクリンスマン監督を補佐し、3位入賞に大きく貢献しました。

今回は監督としてドイツチームを率いています。3位の雪辱を果たそうと挑むレーブ監督はオフェンス重視のサッカーで、ボールを支配し、攻撃力と決定力のあるチームを目指しています。

「鬼軍曹」ブラジルチームをシメるドゥンガ監督

毎回ワールドカップで優勝候補に挙げられるブラジル。今回も例外ではありません。世界の有力クラブで華麗にプレーする選手の集まったオールスターチームは、移動バスの中でもドラムを叩きながらサンバを踊って楽しげな雰囲気。そんな彼らに怖い顔で渇を入れて徹底的にシメているのがドゥンガ監督です。

ドゥンガは選手時代イタリアリーグで活躍した後、ブラジル代表として1990年にワールドカップにも出場しました。ジュビロ磐田でプレーしたこともあるので覚えている人もいるかもしれませんね。

司令塔として正確なパスと危機察知能力に優れていた彼は、大変負けず嫌いで気が強い性格と言われています。監督歴がないため2009年のコンフェデレーションカップで優勝するまで、メディアやサポーターから解任要求までされていたドゥンガですが、若手を積極的に起用し、守備重視のサッカーで確実に勝利をあげる、彼らしい厳しい組織サッカーを目指しているようです。

それは彼が守備も重視するイタリアやドイツリーグでプレーした経験が影響しているのかもしれません。「脱ブラジル」を目指すドゥンガ監督の采配が功を奏すのかどうか。気になる所です。

無冠の王者スペインを率いるデルボスケ監督

強豪スペインは実はワールドカップで一度も優勝したことがありません。しかし2008年EUROで優勝して波にのっている今こそ優勝のチャンス!と勢いに乗るスペインチームを率いるのはデルボスケ監督。

彼はスペインの名門チーム、レアルマドリッドを長年指揮し、リーガ2回優勝、チャンピオンズリーグ2回優勝、インターコンチネンタルカップ優勝と、実績のある優れた監督です。

スター選手と若手をうまくまとめあげ冷静沈着な采配で人望も厚かった彼は、EURO2008の優勝後に代表監督となりました。マンツーマンディフェンスで相手に合わせて戦術を多用するデルボスケは、選手のモチベーションを重視した采配。

スペイン本国ではEURO2008の優勝監督アラゴネスの復帰をよぶ声もあるようですが、選手個人をまとめあげる統率力と、どんなときでも冷静に選手に向き合いモチベーションをあげるデルボスケの手法が選手から信頼を得て、ついに待望の優勝へと結びつくのか。注目したいところです。

まとめ

監督がチームに与える影響は、単にフォーメーションや戦術ばかりでなく、チームとの相性や人間性なども関わってきます。有力チームの試合も監督を知ることで戦い方を予想できるのがサッカーの面白いところですね。

上記のこともふまえ、あなたの観点からワールドカップを予想してみましょう!

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