2013.12.12

道具も準備もいらない!古来から伝わる「辻占」って何?


占いといえば、水晶やカードなどの道具が必要だったり、生年月日や相手の情報が必要だったりと、占うまでにいくつかの手順がいります。ところが、全く道具も何もなしで出来る占いもあるのです。それが、日本古来より行われている歴史ある占い、「辻占(つじうら)」。今回は、そんな辻占について紹介していきます。

1. 辻占ってどんな占い?

辻とは交差点のこと。占はそのまま占いです。つまり、「交差点でする占い」という意味です。元々の辻占は、薄暗くて人の姿がぼんやりと見えるような夕方に交差点に立ち、行き交う人の言葉に耳を傾け、その言葉から占う、というもの。その占う時刻から「夕占(ゆうけ)」とも呼ばれています。朝に占うのは「朝占(あさけ)」、辻以外に橋で占う「橋占(はしうら)」というものもあります。万葉集にも出てくるような、歴史ある占いなのです。

2. 現代の辻占、どうやるの?

現代日本、どんな時間でも電気によって明るく照らされ、本当の意味での「黄昏時」は無くなってしまいました。そのため、朝や夕方など時間の限定はありません。迷っていることや占いたいことを思い、信号の待ち時間や電車での移動中に、周りの言葉に耳を傾けてみてください。聞こえてくる言葉の中に、あなたが必要としている答えが隠れているかもしれません。

3. 辻占が行われる背景は?

元々、辻や橋は神様の通り道だったり、違う世界との境界だったり、未知のものがやってくるとされている場所でした。そこで念じて耳を立てることにより、人ならざるものからのメッセージを受け取れると考えられていたため、辻占という占い方法が広まったようです。様々な逸話や伝承が残されている京都の一条戻橋は橋占の名所。古来よりたくさんの人々が戻橋のたもとで耳を傾けてきました。京都に行かれる際には橋占をしてみるのも一興です。

4. 辻占を日々活かすには?

恋に仕事に悩みはいつも尽きないものです。会社との往復や買物のために出かけた時など、ちょっとした移動がある時は、音楽プレーヤーで耳をふさぐのではなく、周りの声に耳を傾けてみましょう。強引に他人の会話を盗み聞くのではなく、自然と届けられる声があるはず。その言葉についてよく考え行動してみると、悩みはひとつずつ解消していくはずです。

おわりに

ふと届く言葉は、誰から発せられたものなのかを探してみても、意外と正体が分からないことが多かったりします。過去に自分が辻占をした時は、はっきりと一言大切な言葉が届けられたことがありました。それは偶然居合わせた見知らぬ通行人ではなく、交差点の向こうからやってきた人ならざる何かから届けられたのかもしれません。道具も何もいらない辻占、悩みがあるけれど忙しい時にオススメな占いです。

(桜田ケイ/ハウコレ)

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