2010.07.08

「めんどくさい」ことがあなたを助ける!?家事をしながらボケを防止する方法

アルツハイマーや認知症は、誰もがなりたくない病気。これらは脳細胞の破損や死滅で起こる症状です。遺伝や病気でそうなってしまうことはあるけれど、もし毎日の心がけで予防できるとしたら…。

毎日欠かさず行う家事を使って脳を活性化し、ボケを予防する方法をご紹介します。

掃除はホウキとチリトリで

コードレスで軽く、あっという間に隅々まで綺麗になるハイパワー掃除機や、電源不要で手軽なクイックルワイパーなど便利な掃除器具が充実しています。が、今日から掃除はホウキとチリトリでやりましょう。

なぜなら、ホウキとチリトリは左右の手で同時に全く違う動きをするから。腕や手指、足など複数の部位を同時に別々に動かす作業は脳細胞を活発に動かし、活性化します。

ピアノや太鼓など楽器の演奏やお手玉がボケ防止になるのは有名ですが、できない人には不可能な話。なので、毎日の掃除で、左右の手が違う動きをする作業を続けましょう。

皮むきは包丁で

皮むきはピーラーで、という若い主婦は多いでしょう。私もです。楽だし綺麗に剥けるし片付けやすい。でも、今日からは包丁を使ってください。苦手でも、危なっかしくても、出来ばえが悪くても、です。

苦手なことを克服しようと頑張ること、上手にできたときの達成感、指を切らないように危険を考慮すること、このどれもが脳を活性させます。

スライサーやフードプロセッサーは確かに便利ですが、できれば封印し、薄切りも微塵切りも包丁でこなせるように頑張ってみてください。

お菓子は手づくりで

巷には豪華で美味しいケーキが山ほどあります。ちょっとデパートに行くだけで、それも面倒ならネット通販で、いつでも簡単に手に入ります。でも、たまには自分で作りましょう。

料理でも、段取りや味付け、盛り付けにかなり頭は働かせていますが、お菓子のほうが普段のおかずよりプロセスに誤魔化しがきかず、見栄えも重視します。仕上がりのイメージを頭で描きながら、慎重に作業することが脳を刺激するのです。

甘いものに興味がない人は、いやいや作っても無意味なので、挑戦したかった各国料理や憧れのシェフのレシピなど、失敗しそうな料理に挑んでみるといいでしょう。できれば食材も調味料も初めて扱うもので、盛り付けも凝っているゴージャスなものを。

食べる瞬間への期待感も脳を活発にしてくれますよ。

ご飯は逆の手ですくう

茶碗にご飯をすくうとき、しゃもじと器を普段と逆の手に持ちかえてみてください。案外、ムズカシイ。この、いつもと勝手が違うことをするのが、脳の中で使い忘れていた部分を目覚めさせます。

利き手じゃない方の手でお箸を持って食べるのも効果的。食事に時間がかかってダイエットにもなり一石二鳥です。食器を洗うときのスポンジを持つ手を逆にする。携帯電話でメールを打つ手を逆にする。それだけでも物凄い違和感。

この違和感、不具合感のある作業を日常にどんどん取り入れると、使われていなかった脳の隅々まで正常に働くようになります。

愛する人を想いながら…

例えば、かなり億劫なアイロンがけ。私は娘ともどもアイロン不要の服しか買いませんが、ワイシャツが必須のサラリーマン、制服を着る年齢の子供がいる家庭ではそうも言ってられません。

どうせやるなら、着る人のことを想いながらアイロンしましょう。夫でも、子供でも。誰かのことを想いながらする作業は、目的が“自分以外の誰か”になります。そこが大事。

アイロンに限らず、食事も、贈り物も、自治会の当番も。そこには必ず喜んでくれる人の顔や気持ちが浮かぶし、喜んでもらうための工夫や想像力が働きます。喜んでくれるだろう期待感も生まれます。不思議なもので、人は誰かのためという使命感や、必要とされ感謝されているという気持ちによって、脳は衰えないのです。

想いをかける相手がいなくても、地域や趣味の会の世話役になることもできます。ただ、あくまで恩のお仕着せではなく、“誰かのために”を忘れない姿勢で。

おわりに

つまりは面倒くさいことをすればいいのです。家事って面倒だけど、毎日必ずやること。だからこそ、ボケ防止の訓練も毎日続けられるのです。便利な道具がなかった時代に、今ほど若年性認知症が多くなかったのも頷ける話。

アタマのためと思って、今日からはクソ面倒くさいことにどんどん積極的に取り組んでみましょう。

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