2010.07.13

熱中症の予防方法

ギラギラと輝く太陽の下、プールにキャンプに思いっきりはしゃぎたい夏。でも、侮ってはいけないのが熱中症。「○歳児、熱中症で重体」とかの悲しいニュースも、この時期には必ず聞きますよね。

時には生命にもかかわる恐ろしさを伴う熱中症。この機会に正しい知識と予防策を一緒にお勉強しましょうね。

「熱中症」とは

そもそも、熱中症とは一言で表すと「体の中と外の熱さによって引き起こされる、様々な体の不調」の総称です。具体的には、暑さで失神する「熱失神」、めまいや脱力感を伴う「熱疲労」、筋肉が痙攣する「熱痙攣」そして「熱射病」が挙げられます。

さらに、それぞれの症状も重度になると死に至る可能性が増えていきます。
それでは、以下で熱中症対策を紹介します。

睡眠を十分にとる

睡眠不足になると、免疫力が弱まり体の機能が正常に働きにくくなります。十分に寝て下さい。寝る前にぬるめのお湯に入る、牛乳を飲むなどして質の良い睡眠をとるよう心がけましょう。

こまめに水分補給

「のどが渇いたな」と思った時にはすでにある程度の水分が体内から失われています。こまめに水分を補給してください。汗には水分だけでなく塩分も含まれています。お茶、塩水、もしくはスポーツドリンクを飲むのも良いですね。

体の水分が足りなくなると、細胞や細胞の周りの塩分濃度が高くなります。そして濃くなった塩分を薄めようとして血液中の水分がそちらに移動してしまい、体の中の血液の量が不足してしまいます。

血液の量も一定の量を超えて少なくなってしまうと危険な事態になります。水分補給は大切です。

ただし、一度にガブ飲みすると胃液が薄まり、消化不良を起こしやすくなるので、一回にコップ一杯程度が適量です。また、アルコールは汗としてではなく尿として体外に排泄されるので、お勧めできません。

食事も大切

暑い日は食欲が落ちて、つい素麺だけ、とかになりがちですよね。でも、これもいけません。やはり熱さを乗り切る体力は食事からです。たんぱく質(豆腐など)、ビタミンB1(豚肉)、ビタミンA(牛乳等)、ビタミンC(ブロッコリー等)を中心としたバランスのいい食事を摂りましょう。

外出着にも気を配って

やはり太陽の光を直接浴びるのは危険です。つばの大きめの帽子をかぶって下さいね。頭部の一部でも熱くなると全身から発汗するように体が指令を出します。そのために脱水症状が加速して、結果として熱中症を発症しやすくなるのです。

さらに、なるべく体をリラックスした状態にするため、体を締め付けるような服装は避けましょう。

体を冷やして

首・わきの下・足の付け根などに冷えた濡れタオルを押し当てると、動脈を冷やすことで体温を効率よく下げることができます。タオルがない場合は、日陰に腰掛けたり横になったりすることも有効です。

エアコンの使い方に気をつけて

室温が28℃を超えないように、温度調節しましょう。また、外気温と室温の差が大きくなり過ぎると、身体への負担になるので設定温度が24℃を下回らないように気を付けて下さいね。エアコンの冷風が身体に直接当たらないように風向きを調節することも大切です。

また、冷気が部屋の下層に留まらないように、エアコンの冷風が一番届いている床に扇風機を置いて、その扇風機をめいっぱい上向きにして作動させてください。そうすれば、空気がうまく対流します。

放射熱対策も

いくらエアコンを付けていても、太陽や地面の照り返し等のいわゆる放射熱からも暑さを感じます。地面には照り返し防止シート、窓には遮光フィルムを張ったりカーテンを閉めたりして放射熱を避けましょう。

湿度を侮らないで

同じ温度でも湿度が高いと熱中症の危険度は上がります。「湿度が高いと水分不足にならず熱中症にならないんじゃないの?」と思いがちですが、違います。湿度が高いと汗が蒸発せず熱が体外に逃げないので、体温が上昇する。つまり熱中症の症状が出るのです。体温調節のための発汗機能が低いご老人や子供に室内熱中症の被害が多いのはこのためです。

湿度が高いかな、と思ったらエアコンをドライに切り替えて下さい。

暑さに負けない身体作りを

暑さを恐れてエアコンのきいた部屋に閉じこもったままでいることも問題です。発汗しにくい体になりやすく、結果として熱が体内にこもり、熱中症にかかりやすくなるというわけです。また、身体が熱に慣れていれば熱中症にかかりにくくなります。短時間でいいので、散歩などをして一日一回は適度に汗をかきましょう。

熱中症対策グッズを活用する

保冷材入りのスカーフ型タオルや、効果が持続する冷却スプレーなど、熱中症対策グッズが多数発売されています。少しお金はかかってしまいますが、これらを活用してみるのも一つの手ですね。

最後に

いかがでしたか?なってしまってからいくら後悔しても仕方がないのが熱中症です。でも、ほんの小さな心がけで、避けることができます。外で過ごすこと自体はとてもいい事。太陽とうまく付き合って、夏をたっぷり満喫してくださいね。

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