2010.07.13

バイクシェアリングを利用しよう

近年、健康志向や交通費の節約のために自転車通勤をしたり、自転車を使って市街地を移動する人たちが増えています。その一方で、省エネ・ECO社会の実現や慢性的な渋滞を解消させるために経済産業省もレンタルバイク(自転車)事業「バイクシェアリング」を後押ししています。

今年3月からは、富山市で日本初の本格的バイクシェアリング事業が始まりまた。30分以内ならいくら使っても無料というこのシステム、さらに東京や札幌など全国に広がりそうなこの事業の利用法をご紹介しましょう。

ヨーロッパでは当たり前の事業

日本でこの事業を始めたのはフランスに本社のある屋外広告会社「ジェーシードゥコー」という会社。富山ではこの子会社「シクロシティ㈱」が市の認可を受けて運営をしています。
パリをはじめヨーロッパではこのシステムが広まっていて、64都市に4万2000台以上の自転車が使われているというのですから、環境やエコ社会に大きく貢献しています。

「所有」から「共有」するという日本人にはあまり根付いていないこの習慣を広げることで、物を大切にする社会の実現にはいいシステムかもしれません。

バイクシェアリングの利用・登録の仕方

登録し、会員になれば誰でも使えます。「バイクシェアリング」のWebサイトにアクセスして登録の所をクリックすれば、すぐに会員と登録が出来ます。郵送による登録も受けつけているので、サポートセンター(☎0120-979-496)に連絡すれば申込書を送ってくれます。

支払いはクレジットカードを使えば簡単です。富山に住んでいる人なら1カ月700円の「定期パス」(口座振替でも支払いができます)がいいかもしれませんが、観光やビジネスで使いたいという人には「7日間パス」(1000円)も用意されています(こちらはクレジットカードのみ)。

登録したら借りてみよう

借りるのは、市内に15カ所あるステーションから借りて、目的地に近いステーションで返す。30分以内なら無料です。

30分を超えた場合は、次の30分が200円、1時間を超えると30分ごとに500円がかかりますが、ステーションが15カ所もあるので簡単に返せるところがこのシステムのいいところです。

例えば、朝の9時からお昼まで使い続ければ2200円かかりますが、30分以内に返せば何度利用しても無料なので、マメに返せばお金がかかりません。最長利用時間は24時間です。また、パンクや盗難、事故を起こした、カードを無くしたなどの場合も、上記のサポートセンターに電話しましょう。

盗難や事故が心配?

3月20日に自転車150台で、この事業がスタート、約2か月半経った6月8日時点で、大きな事故や盗難はないそうです。

そして、累計の利用回数が1万回を超えたという発表がありました。推定走行距離は1万5700㌔ということですから、富山からサッカーのW杯が開催された南アフリカのヨハネスブルグより遠い距離です。

こんなバイクシェアリング事業、東京や札幌など全国の都市に広がりそうです。

(ちなみに)民間がどのように運営しているのか?

とても自転車のレンタル代だけでは運営できません。富山市からも歩道に自転車やステーションを置く場所の許可は貰っていますが、資金は出ていません。

そこで、自転車やステーションに協賛会社の広告を入れています。この広告費で自転車の購入やメンテナンス、整備運営をしています。現在はユニリーバ・ジャパンが広告を出稿、全てのステーションや自転車に企業ロゴが付いています。

夏休みに自転車をしてみよう

夏休みまであと少し、8月にはお盆の休暇もあります。富山に出かける方はぜひ利用してみて下さい。路面電車のライトレールと組み合わせると観光には便利です。ステーションごとに乗り捨てられるシステムを体感できるチャンスです。

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