2010.07.15

一からしっかり教えます!世界が広がる「女のひとり飲み」マニュアル

最近、女の“ひとり飲み”が流行っていると情報誌で知りました。“ひとり飲み”キャリア20年の私には珍しい話とは思えないし、私の店に来るお客も9割がひとり飲み派。でも、なぜか改めてブームなのだそう。

記事では、“ひとり飲み”する勇気がない、どう楽しめばいいのかわからないとのこと。ん~~。それなら、と、女の“ひとり飲み”の秘訣を書いてみました。

ひとり飲みデビューするなら“手始め”を

女がひとりでお酒を飲むこと自体が非常識と取られる日本。必ずといっていいほど店員も客も「え?」的な空気を一瞬は発します。それを何とも思わないなら自由にどこの暖簾もくぐれますが、ひとり飲み自体に尻込んできたアナタなら…まずは店を選びましょう。

ポイントは3つ。
  • 外から店内の様子が伺え、カウンターか小さな席があること
  • 大型チェーンでなく個人店舗クラスの店構えであること
  • 表で価格とメニューがわかること

これだけで、入った瞬間に会社員が大宴会していたり、注文に困るといった、出鼻くじかれムードを避けれます。無難なのはカフェバー。様子見に1ドリンク頼み、居心地を判断。よければお代わりを。手応えが微妙な場合は日を改めて再挑戦もアリ。同じように数件の下見をしましょう。

慣れたところで“好み”を追求

徐々に“ひとり飲み”に慣れてきたら、「本当に好きな食と酒」を求めてみて。実は刺身が好き、焼き鳥がいい、焼酎が飲みたい、と真の欲求があるはず。どうせ自分の時間とお金を使うのだから、自分のための場所でないと。

赤提灯だろうがかしこまった寿司屋だろうが、勇気を持って入ってみましょう。最初は店主や客にガン見されにくい、カウンターの隅や奥まった席がいいかと思います。この時、「ひとりでもいいですか?」と予めひとりであることを告知した方が、待合せと思われて広い席に案内されることがなくなります。

その店が気に入ったら、数回通って、店主と話しやすいカウンターに移動。常連とも言葉を交わせるくらいになったら、もう「行きつけ」です。

万一のために持参品を

常連になっても、店主や客と会話が弾む日ばかりとは限りません。常連が友人と一緒に来ていたり、店が混んでて店主が忙しかったりで、話もできないことも。ぼんやりが平気ならいいですが、手持ち無沙汰で黙々と飲むしかないのが辛いときのために、本や書き物するノートなど携帯しておくと助かります。

ただぼんやりしていると、店側も接客できていないことを気にしています。それが気になってこちらも居住まいが悪くなるより、没頭できるツールを用意しておく。店主のためでも、自分のためでもある防衛策です。

寄り付く“輩”に注意

ひとり客の常連は、とかく“物欲しげ”に思い込まれがち。寂しいだの、男目当てだの。で、スナックと勘違いして嬉しそうに近寄るオヤジもいます。が、それは危険領域ではない。適当に相手するか無視するか、いっそ“おごらせてしまえの勢いで接すればいい。

注意すべきは、“やたらに親密な同姓”。まるで叔母の如く世話焼き、初対面とは思えないフレンドリートーク。ホントに意気投合できる“ひとり飲み女性”同士ならば、とても素敵な出逢いです。が、仲良くなった頃合にネットワークビジネスや宗教、生命保険に誘われることも。

心細かったひとり飲みを癒してくれた友だし、と断れなくなる前に、そういうケースを前もって知っておきましょう。
予め、 「化粧品はブランドを決めている」「宗教に興味なし」「ビジネスで友達と縁を切ったことがある」と話し、勧誘しにくい印象を与えておくのです。

習慣に依存しないこと

自由に使える時間とお金、精神力が“ひとり飲み”の必須条件。無理して相手しなければならない店主や客がいる、予算に合わない、なぜか疲れる…そうしたマイナス因子はいずれストレスになります。

日本人はどこか無意味に気を使い、結果、好んで通っていたはずが“義務感”に変わってしまうことも。“なぁなぁ”の習慣に依存せず、スパッと姿を消す意志も必要。女のひとり飲みは、男以上に“男前”でなければならないのです。

おわりに

男女問わず、初の店に独りで挑むわけなので、百発百中ドンピシャラッキーはあり得ません。馴染みになった店でさえ、最悪な場面に出くわすことも。

でも、その時その瞬間、使った時間とお金を何かプラスとして昇華できるくらい「オトナ」な心構えで。百を期待せず、店に寄っかからず、プチ事件を怖がらず、ひとり飲みを味わってくださいね。

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