2014.05.27

意外に知らない!ノンシリコンシャンプーの嘘・ホント


最近のシャンプーはノンシリコンが当たり前のようですが、そもそもノンシリコンてなんでしょう?今回は、ノンシリコンシャンプーの嘘・ホントについてお答えします。

1.ノンシリコンとは?

ノンシリコンとは、シリコンが配合されていないということ。
シャンプーや化粧品に使用されるシリコンはシリコーンオイルという、とろみのある油のような状態。成分名ではジメチコンやシクロメチコンと表示されている合成ポリマーの一種です。主に髪の手触りを良くするために配合されています。

2.シリコンの嘘・ホント

〇シリコンは肌に密着して毛穴を塞ぐので皮膚呼吸できない?

実はシリコーンオイルの形状は網目状なので、毛穴にも詰まる可能性は低く、むしろ石鹸カスの方が詰まりやすいです。したがって、シリコンで皮膚呼吸ができないなんてことはありません。


〇シリコン入りシャンプーはべたつく?

シリコン(シリコーンオイル)は、サラサラしているので、べたつきや重さの原因ではありません。ベタついたり重さを感じるのは、他のコーティング剤やオイル類が原因だと思われます。


〇ノンシリコンシャンプーは泡立ちが悪い?

シリコンは泡立ちには関係がありません。
ノンシリコンシャンプーの場合は、洗浄成分にアミノ酸系の界面活性剤を使っていることが多く、それがよくある市販シャンプーよりも泡立ちが弱いのです。
しかし、アミノ酸系の界面活性剤は泡立ちが弱くても、髪や頭皮には優しいのですよ。


〇シリコンは髪に成分が浸透しにくい?

シリコンは髪が濡れている状態だと、油滴のかたまりのようになっているため、その隙間から他の成分が入ります。髪が乾くと、フィルムのように髪を一本一本すみずみまでコーティングし、ケアします。


このように見ていくとシリコン配合が髪に悪いという結論にはならないようですね。
むしろ気にしなくてはいけないのは別の成分にありそうですね。

3. シリコンより洗浄成分に注意

市販の安価なシャンプーは、洗浄成分がラウリル硫酸・ラウレス硫酸系を使っていることが多いのです。これらは石油系合成界面活性剤のひとつで旧表示指定成分です。旧表示指定成分とは、旧厚生省が定めたアレルギーや湿疹等の皮膚刺激をおこす恐れのある成分のことです。

「ラウリル」と「硫酸」がつく成分を避ければ、かなりの確率で髪や頭皮に良くないシャンプーを避けることができます。そしてラウレス系成分(ラウレス硫酸Na、ラウレス硫酸TEA)が成分表示の上のほうにあるものも避けたほうが無難です。 

ですので、ノンシリコンシャンプーと書いていても、洗浄成分が市販の安価なシャンプーと同じであれば、髪にいいどころか高いだけでキシキシするシャンプーということになります。

ドラッグストア系のノンシリコンシャンプーにはそういったものも多いので、ぜひ裏面の成分をチェックしてみてくださいね。

4.お薦め洗浄成分

ではどんな洗浄剤がお勧めかといいますと、成分的にはアミノ酸系、ベタイン系など両性界面活性剤をつかったシャンプーがおすすめです。

例えば、ココイル加水分解コラーゲンKなど、○○ベタイン、ココアンホ○○、ココイル○○という名称の成分が入っているものです。

お肌と同じ弱酸性なので、顔が洗えるほど低刺激で頭皮にも優しく、髪や頭皮のうるおいを奪いません。またカラーの持ちがよいというのも嬉しい特徴です。ただ強い洗浄成分が入っていないので、初めて使う場合には泡立ちが悪いと感じるようです。

おわりに

これからはノンシリコンだからと安易に購入するのではなく、むしろ洗浄成分を中心にチェックして選ぶようにしてみてください。

(下山 一/ハウコレ)

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