2014.08.18 更新PR

「たくさんの男としてみたい」そんな欲望をどうするべきか


性の欲求、欲望は人それぞれ。どういう欲望は正しくて、どういう欲求がおかしいということはありません。ただ、「たくさんの男とセックスしたい」とは、あまり友だちにも言えないかもしれません。一般的な人がもっている「欲望」や倫理観から若干はずれているという意識があるから。でも本当にはずれているのでしょうか。他にも、そういう人はいるのではないでしょうか。
知り合いに、こういう女性がいます。
「私は彼とのセックスに不満はなかったけど、4年もつきあっているとマンネリにはなるんです。それに、自分がどこまで感じるのか他の人としてみたいという欲求が消せなかった。あるとき、仕事で知り合った人と酔った勢いでそういうことになってしまって。初めての人だととても興奮してしまう自分がいた。それからチャンスがあると、やはり他の人としちゃうんです。彼に知られたら大変だと思うけど、誘われると断れない。だからしかたがないと自分に言い訳しています」(24歳/販売)

もちろん、この話に批判的な人もいるはず。ただ、この彼女は自分の欲求に素直に従っているとは言えます。
たくさんの男としたい、というのは、一対一で次から次へといろんな人としたいのか、あるいはたくさんの男と、一度にしたいのか・・・。それも含めて、自分の欲求の成り立ちやありかを考えてみてもいいかもしれません。
彼とのセックスに不満があるのか、あるいは自分の快感をもっと追求したいのか。セックスが好きで、もっともっといろいろな人としたいのか。セックス自体に、それほど興味があるわけではないが、男性から女として高く評価されたいだけなのか。
自分が本当は何を欲しているのかを見極めてみましょう。その欲望に対してどういう行動をするべきなのか判断する手助けになるはずです。
たとえば、男性から口説かれるとします。このままだと、今日はその人と寝るような状況になるかも・・・。そんなとき、行動するのか断るのか、それは自分自身の気持ちで決め、自分自身で責任をとるしかありません。
「たくさんの人としたい」という思いを成就させたいなら、行動してみるのもひとつの方法。ただ、あとから「本当はしたくなかったのに、口説かれたから」と人のせいにするのは潔くありません。後悔の元にもなるでしょう。
男はあちこちに種蒔きしたいDNAがあるから、いろいろな女性とつきあいたい。女性はひとりの人に本気になるから、並行して他の男性とつきあうことはできない。そんなふうに世間的には思われがちですが、それはやはり個人差が大きいものです。
「いろいろな男性としてみたい」という欲求を持っている女性は、私が取材してきた限りでもたくさんいました。ただ、だからといって、全員が行動に移しているわけではありません。他の人としてみて、「やっぱり私は彼とだけでいいわ、今のところ、と思った」と話してくれた女性もいます。
欲望として、決してヘンではない。ただ、それをどう自分の中で処理していくか、納得いくような結果を得ていくかは、自分自身で決めるしかないのだと思います。
十人十色。性に関しては、本当にそうです。だから、どういう欲望をもっても、「ヘン」ではないのです。「人とは違うかもしれない」欲望を持ったとき、それはどうしてなのか、何をすれば自分は満足できるのかを探ってみるのもいいですね。「自分自身」を、より知ることにつながると思います。

(亀山早苗/ハウコレ)

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