2014.08.23

夏の楽しみ「冷たい食べ物」をおいしく食べるには〇〇をケアしよう!


こんにちは。歯科医師の中嶋麻優子です。
毎日暑いですが、みなさんいかがお過ごしですか?
暑くなってくるとひんやり冷たい飲みものや食べものが欲しくなります。
でも、冷たいものを口にすると、歯がキーンと染みて痛くなってしまうという方もいるのではないでしょうか。
歯が痛くてかき氷もアイスも食べられないのでは、せっかくの夏も楽しめませんよね。
ということで、今回は知覚過敏についてお話ししていきたいと思います。

1.知覚過敏とは

歯は通常、エナメル質という硬い組織に覆われています。
何らかの原因で、歯のエナメル質の内側にある象牙質という柔らかい部分が露出すると、歯がしみたり、瞬間的に激痛が走るのが知覚過敏です。
そのため、知覚過敏の正式名称は、「象牙質知覚過敏症」といいます。
象牙質がむき出しになると、その中にある「象牙細管」という管を通って「歯髄」と呼ばれる歯の神経に直接刺激が伝わり、痛みを感じてしまうんです。

2.原因は?

○不適切な歯磨き圧
○歯周病
○加齢
○歯磨き粉
○酸
○食いしばりや噛み合わせのズレ

これらが、知覚過敏の原因としてあげられます。

知覚過敏の多くはエナメル質のほとんどない根元付近で起きます。
強すぎる歯磨き圧や歯周病・加齢によって歯茎が下がって歯の根っこがむき出しになり、その結果、知覚過敏が起きてしまうんです。
また、歯磨き粉に含まれる研磨剤により、エナメル質が削れてしまったり、酸によってエナメル質が溶けてしまうことで、象牙質がむき出しになり、知覚過敏が引き起こされることもあります。
さらに、歯ぎしりや噛み合わせのズレがあると、特定の部位に過度な力がかかってしまい、エナメル質が削れたり、割れたりして知覚過敏が起きることも。

3.知覚過敏を放置すると…

知覚過敏がひどくなると、歯磨きが思うように出来なくなってしまい、プラークや歯石がどんどんたまってしまうので、虫歯や歯周病が進行してしまいます。
また、歯ぎしりや噛み合わせのズレが原因で知覚過敏が起きてしまっている場合だと、顎にまで異常をきたしてしまい、顎関節症に発展してしまうこともあるんです。

4.予防するためには?

歯磨きをする際は、力を入れず優しく磨くようにしてください。
どうしても力が入ってしまうという方には柔らかい歯ブラシを使うことをオススメします。
歯磨き粉については、研磨剤の入っていないもの、または知覚過敏専用の歯磨き粉を使って歯磨きするようにしてみてください。もちろん、歯磨き粉を使わないで歯磨きするのもいいと思います。
あとは、酸性の食べ物や飲み物の採りすぎにも注意が必要です。
そして、忘れてはいけないのが、歯科医院での定期検診です。
定期的に歯科医院でお口の中の状態をチェックしてもらうことで、虫歯や歯周病はもちろん、知覚過敏に対しても早期に対応できます。

さいごに

いかがでしたか?
夏はイベントが盛りだくさん!
花火大会やお祭で食べるかき氷、海やビアガーデンで飲むキンキンに冷えたビールなど、考えただけでワクワクしちゃいますよね!
知覚過敏を治して、大好きな彼や仲間との野外イベントを楽しんでくださいね!

(中嶋麻優子/ハウコレ)
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