2014.08.24

もう歯医者はこわくない!「痛みの少ない最新虫歯治療」とは?


こんにちは!歯科医師の中嶋麻優子です。
突然ですが、みなさん、歯医者さんは好きですか?
「好き」と答えられる方はほとんどいないのではないでしょうか。
歯科医師の私ですら、歯科治療は出来る限り受けたくないというのが本音です。ですから、治療をしてもらう際はしっかり麻酔をしてもらい、痛みを感じないようにと、いつもお願いしています。
とはいっても、麻酔注射そのものが痛いんですよね。針を刺す瞬間と薬剤を入れる瞬間の痛さだけはどうやっても避けられないものです。

ところが、「痛くない歯科治療」という夢のようなものがあるんです。
治療が痛くなければ、多くの方が歯医者さんに通いやすくなることでしょう。
ということで、今回はこの痛くない&削らない歯科治療についてお話ししていきたいと思います。

1.そもそも、なぜ従来の歯科治療は痛いの?

初期の虫歯であれば、ほとんど痛みを感じることもないので、麻酔をせずに治療することが可能です。
ですが、虫歯の大きさが大きくなるにつれて削る歯の量が増えてしまうため、治療の際も痛みを伴うことがほとんどです。

従来の虫歯治療は、虫歯の菌に感染してしまった部分を全て削りとることによって虫歯の進行を防ぐことを前提に行われます。
虫歯菌に感染した部分を完全に取り除かなければいけないということは、虫歯が大きくなればなるほど、削る量が増えてしまいます。
神経のある歯を削る際に生じる振動や熱は、歯にとってかなりのダメージとなります。ですから、削る時に痛みを感じてしまうし、削った後に痛みを生じるということも起こってくるんです。

2.痛くない虫歯治療にはどのようなものがあるの?

痛くない最新の虫歯治療には、つぎのようなものが挙げられます。
○3mix法
○ドッグベストセメント
○カリソルブ治療
○kesslers法
ということで、次の章から、これらの治療法について、詳しく説明していきたいと思います。

3.3mix法やドックベストセメントとは?

どちらも簡単に言ってしまえば、虫歯の原因となる細菌を殺すことができる専用の薬剤を、虫歯の部分に詰める治療法です。
これらの治療法は薬を詰められる形態にするために歯を削るだけなので、ほとんど歯を削らずに済みます。またこの治療法においては、従来では歯の神経を残すことができなかった虫歯も神経を残すことができるので、歯の寿命を延ばすことができるんですよ。

4.カリソルブ治療とは?

この治療法は、専用の薬剤を使って虫歯を溶かして柔らかくしてから、専用の道具を使って優しくひっかいて虫歯を取り除くというものです。
この治療法を用いれば、歯を全く削らなくてよいので、ほとんど痛みを感じることがないんです。
お薬で虫歯を溶かすなんて、とても画期的な治療法だと思いませんか?

5.kesslersシステムとは?

最近、注目が集まってきている予防歯科。
kesslersシステムは、この予防という考え方から生まれたもので、虫歯ができるまえに、虫歯を作り出す虫歯菌自体をやっつけてしまおうといったものです。

具体的に説明すると、虫歯菌が作りだす化学物質を測定することで、目では見つけることが出来なかった初期虫歯を見つけ出し、さらには虫歯菌をオゾンガスを使って殺すことで虫歯を初期の段階で食い止めることができるといったシステムです。
このシステムがもっともっと広まれば、虫歯のない世の中にすることも可能かもしれませんよね。

さいごに

痛くなければもっとみなさんも歯医者さんに行きやすくなりますよね!
そうすれば、虫歯も歯周病ももっと早い段階で見つけることができるので、もっと多くの歯を残すことができるようになります。
そうなれば、いつまでも美しい歯で笑いながら美味しくご飯を食べることができるんです。
お口の健康寿命をみなさんで伸ばしていきましょう!

(中嶋麻優子/ハウコレ)
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