2010.09.30

食後にコーヒー飲みながらクラシックを聴く日も近い…今日からあなたもマエストロ!クラシック音楽入門

 芸術の秋です!
 読書あり、写真撮影あり、写生あり。その人さまざまなお楽しみ作法があると思います。そんな時、普段はあまり聴かない「クラシック音楽」へ挑戦しようとしている方はいませんか?
「クラシック音楽ってなんか苦手」「途中で眠くなっちゃう」「玄人の趣味家ばっかりで肩身が狭い」そんな風に思っているあなた!クラシック音楽の極意を伝授しましょう。

ポイントその一:クラシックは自分の手で開拓せよ!

 今、巷にはたくさんのクラシック初心者向けのノウハウ本が出ています。それらの情報はとても参考になるし、ためになることが書いてあるのですが、クラシックの愉しみの一つに、自力で好きな作曲家、演奏者を探す、というのがあります。

 勇気をだして、レコード店のクラシックコーナーへ行ってみましょう。
 そして小学校や中学校で習った、ブラームスやモ―ツァルト、ヘンデルやバッハのCDを探してみましょう。国内盤だったら日本語なのですぐに、輸入盤でも英語の知識があれば、案外簡単に知ってる曲が見つかるものです。

ポイントその二:ドイツ・ロマン派は多い。バロックは少ない!

 そもそも明治時代に、日本が洋楽を受容しようとした時に、時の政府は、「真面目で、日本国民の模範となるような、精神性の高い音楽を積極的に受け入れよう」というもくろみがあったのです。だからブラームスやシューマン、マーラー等のドイツ人系の、人生の葛藤や苦難の克服を主題とした作曲家はやたら録音が多い。お金がない時には、そのまま購入を見送っても、心配はいりません。優秀な録音が次から次へと出てきますから。

 対して、バロック音楽は録音自体が少ない。これはバロック音楽の演奏が、近年の研究によってその奏法がわかってきた、ということが関係しています。そもそも、どのような作曲家がいたのか、それすらもここ二十年程の研究でわかってきたことなのです。なので、バロック音楽の場合は、よさげなCDがあったら、即ゲットです!バロックはマイナーレーベルの物が多いし、物によってはすぐに廃盤ということもあります。

ポイントその三:好きな作曲家、演奏者を持て!

 クラシックCDをある程度聴いていると、たとえばクラウディオ=アバドやジョルディ=サヴァールといった、特定のアーティストがお気に入りになってくることでしょう。

 そうなればしめたもの。あとはレコード店のホームページや店頭で、そのお気に入りのアーティストをキーワードに、CDを探せばいいのです。もはや輸入盤でも物おじすることなくアタック出来るはず。そして、輸入版を選ぶ時のコツは・・・

ポイントその四:紙ジャケには名盤が多い!

 有名どころだとアリアヴォクス、ナイーブ、アルカナなど、特にバロック音楽には紙ジャケの名盤がやたらと多いのです。そのほとんどは、美しく凝った造りになっており、聴くのもさることながら、眺め、味わう楽しみがあります。特にフランスのαレーベルなどは、美麗な絵画を表紙に使っていることが多く、眺める愉しみをも与えくれます。

 さて、好きな作曲家は見つかった。お気に入りの演奏者はわかった。そこで最後のコツは、

ポイントその五:違う演奏を聴け!

 バロック等でも近年は、同曲異演が増えてきました。前にもお話ししたドイツ系作曲家なら、星の数ほどたくさんのアーティストによる演奏があります。それらを聴き比べ、自分なりのベストを探す…。これが、クラシックの醍醐味です。

 なお、輸入盤を多く扱っているお店は、HMV、タワーレコード等、いずれもアクセスのいい都心にでかい店舗があり、大変便利です。


 以上。わたくしなりにクラシック音楽の楽しみ方をお話してきました。
 皆さんに、クラシック音楽の素晴らしい喜び、愉しみを味わっていただければ、望外の喜びです。
 さあ、今日からあなたも「マエストロ」!豊饒なるクラシック音楽の世界へようこそ!

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