
2010.09.30
手軽に始められる!アメジストセージの育て方
今、赤紫色のアメジストセージ(シソ科 アリビア属)があちこちで咲いています。朝顔や藍、サルスベリが終り、コスモスの時期と同じ9月から10月に咲きます。サルビアの様な花ですが、とてもきれいな紫色です。
多年草で、ハーブとしても使えるので一つ植えてあるととても便利な花です。手入れも簡単なので、育て方をご紹介します。
多年草で、ハーブとしても使えるので一つ植えてあるととても便利な花です。手入れも簡単なので、育て方をご紹介します。
育て方は意外に簡単
花の咲いたものやポットに入った苗として売っています。割りと大きくなるので、すぐに大きめの鉢に植え替えましょう。普通に売っている園芸土か庭の土を使うなら、腐葉土とピートモスを混ぜましょう。原産地は北米、中南米、地中海北岸なので、暑さには強く、今年の様な猛暑でも水をしっかりやっていれば枯れることは有りません。
日当たりが良く、風通しのいいところにおいて、夏は1日2回、鉢が小さい場合は3回あげましょう。
日当たりが良く、風通しのいいところにおいて、夏は1日2回、鉢が小さい場合は3回あげましょう。
冬の寒さにも結構持ちます
寒さにはあまり強くないといいますが、マイナス3度以下にならなければ、露地でも冬越します。路地では冬場は乾いたら水をあげる程度、雨水だけでも大丈夫です。地上部が枯れたようになりますが、脇に新芽が出てきますから、枯れたわけではありません。冬になる前に根元からバッサリ切ってしまうとよく年も花を咲かせます。
鉢植えでも楽しめます
鉢植えにしても寄せ植えの主役に使えます。乾燥しすぎないように時々水をやるようにすれば鉢のままでも冬越しします。植え替えは毎年春にしてやるといいです。虫がつくこともほとんどなく、挿し木や株分けで簡単に増やすことができます。あまり大きくしないようにするなら、ハーブとして葉を収穫する8月ごろに切り戻しをします。
花を楽しむ
大きさは、露地に植えたもので80センチから1メートル位になります。植木鉢ならあまり大きくしないほうがバランスのいい寄せ植えになります。丁度、夏の花が終った10月から11月に咲き、金木犀に時期にぶつかりますが、花持ちがいいのでしばらく楽しめます。
花は、紫、赤紫、白があり、サルビアより厚みのあるビロードのような小さな花が一列のように咲きます。普通アメジストセージと言いますが、メキシコブッシュセージ、サルビア・レウカンサ、ヤクヨウサルビアなどとも言われています。
花は、紫、赤紫、白があり、サルビアより厚みのあるビロードのような小さな花が一列のように咲きます。普通アメジストセージと言いますが、メキシコブッシュセージ、サルビア・レウカンサ、ヤクヨウサルビアなどとも言われています。
ハーブや薬草としても使えます
薬用植物としても有名。疲労回復や消化促進、解熱に効果があるといわれています。葉の採取は初夏、日陰に干して乾燥させる。主成分は揮発油、ジテルペン、フラボノイド、フェノール酸、タンニン。
食べ過ぎ、飲みすぎに乾燥セージを2・3枚入れセージティーにして飲むと効果があります。
フランスでは、健胃や強壮のため、乾燥セージを煮たてた赤ワインに入れて作った食前酒を毎日飲むという人もいます。
食べ過ぎ、飲みすぎに乾燥セージを2・3枚入れセージティーにして飲むと効果があります。
フランスでは、健胃や強壮のため、乾燥セージを煮たてた赤ワインに入れて作った食前酒を毎日飲むという人もいます。
スパイスや蜂蜜も有名
一般にセージはユーゴスラビア・アドリア半島のものが、スパイスとしては最高とされています。さらにこのセージの花を蜜源にした蜂蜜は、セージ・ハネーと呼ばれ、南ヨーロッパでは高級品とされています。