2014.10.13

顔のゆがみを引き起こさない!重要な「歯科治療」とは?


こんにちは!歯科医師の中嶋麻優子です。

歯には寿命がありません。
骨と違って、1度亀裂が入ってしまうと、くっつくことが出来ません。
つまり、歯を残せるか失うかはあなた次第ということ。
ということで今回は、歯を失うとどうなってしまうか、またそうなってしまった時の対処法などについて詳しくお話しして行きたいと思います。

1.歯を失う原因は?

歯を失う原因には次のようなものがあげられます。
○虫歯や歯周病などの疾患によって歯を残すことができなくなってしまった場合
○事故や怪我などでぶつけてしまい抜けてしまったり、残せない状態のために抜かなくてはいけなくなってしまった場合

また、矯正治療のために歯を抜く場合や、親知らずや、必要の無い歯が生えている時はそれを抜く場合などもあります。

2.歯が抜けてしまった後、そのまま放置するとどうなるの?

噛み合わせに関係のない歯を抜く場合はそのままでかまわないのですが、それ以外の場合はそのままにしておくわけにはいきません。たった一本抜くぐらい…と思うかもしれませんが、一本歯を失っただけで、その部分に隙間が出来てしまうため、両隣りの歯が隙間に倒れてこんできてしまったり、今までかみ合っていた歯が、支えがなくなることにより飛び出してきてしまったりするんです。
また、失った部分が奥歯の場合、その部分では噛めなくなるために、片方でばかり噛むようになり、顔の左右のバランスが崩れてきてしまいます。さらに同じ側でばかり噛むのでそこにばかり負担が集中してしまい、痛みが生じてしまうことも。
噛み合わせが変わり、顎まで痛くなってしまうこともあるんですよ。

3.どんな治療方法があるの?

歯がなくなってしまった場合の治療方法としては次のようなものがあげられます。

○ブリッジ
失った歯の両サイドの歯を削って土台とし、橋渡しをするように人工の歯をいれて、失った部分を回復させる方法です。
この治療方法は、お口の中に固定されるため不快感が少なく、さらには保険治療で行うことができるので金銭的負担が少ないというメリットがあります。
ですが、両サイドの健康な歯を削らなくてはいけないというデメリットがあります。また、両サイドの歯の負担が大きくなってしまうため、歯の状態によってはブリッジができないこともあります。

○入れ歯
ブリッジと同じく保険治療で行うことができるので、金銭的負担は少なくて済みます。ですが、取り外すタイプのため不快感が強いです。また、扱い方も慣れるまでは難しく、さらには金属のばねが見えてしまうなど審美的な問題もあります。

○インプラント
顎の中にネジを埋め込み、その上に人工の歯を入れて失った部分を回復させる方法です。
インプラントはブリッジや入れ歯と違い、自費診療でしか対応できないため、金銭的な負担がかかってしまいます。さらには、手術になるため、患者さんの身体的負担も増えてしまいます。ですが、しっかりとインプラント体が自分の顎に定着してくれて、適確なメンテナンスをしっかりしていけば、自分の歯と同じようにずっと好きなものを食べることが出来ますし、審美的にもとてもキレイなので、オススメです。

4.定期健診は大切

歯ぎしりや食いしばりがひどいと歯が欠けてしまったり、揺れてしまったりして、場合によっては抜かなくてはいけない状態になってしまうこともあります。
これらは無意識のうちにやってしまっているので、自分では気づきづらいもの。
早めに対処するためにも、半年〜1年に1度は歯科医院でしっかり検診をうけることをオススメします。

さいごに

いかがでしたか?
みなさんも、いつまでも大好きな人と美味しいお食事を食べたり、大きな口を開けて笑って過ごせるためにも、充分なケアをするようにしてくださいね。

(中嶋麻優子/ハウコレ)
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