2014.10.14

肌だけじゃない!「歯にできるシミ」の対策とは?


こんにちは!歯科医師の中嶋麻優子です。
みなさんは、「肌だけでなく歯にもシミができる」ということをご存知でしたか?
歯の一部分に不自然な白い斑点があり、見栄えが悪くて、ずっと気になっているという方もいるのではないでしょうか?
実はこの白い斑点は「ホワイトスポット」と言われる、歯のシミです。
今回はこのホワイトスポットについて詳しくお話していきたいと思います。

1.ホワイトスポットとは?

ホワイトスポットの原因には以下のようなものが挙げられます。

○遺伝
○幼少期(歯の形成時期)の栄養不足
○幼少期に受けた外傷
○フッ素濃度の高い飲食物の過剰摂取
○虫歯の初期症状(歯の表面が酸によって少し溶かされ白くなってしまった状態)

これらが原因となってエナメル質の石灰化不全が引き起こされ、ホワイトスポットはつくられてしまうんです。

2.予防法は?

初期虫歯が原因でできる石灰化不全であれば、フッ素により歯の再石灰化を促進させることで治療せずに治すことができます。
ですから、普段からフッ素入りの歯磨き粉を使って歯を磨くことが予防につながります。さらに、口をゆすぐ際はフッ素をお口の中にとどまらせておくために、ゆすぎすぎないように心がけることが大切です。

3.治療法は?

初期虫歯が原因のホワイトスポットには、歯医者さんでフッ素を塗ってもらうことで治療しましょう。歯医者さんで塗ってもらえるフッ素は高濃度であるため、効果的です。
さらに、フッ素の含有量が高いハミガキ粉と、カルシウムを補う作用のあるハミガキ粉を併用して歯を磨くようにしてみてください。
「しっかり歯磨きしているつもりなのになぜ?」と思う方は1度、歯医者さんでしっかりと歯磨き指導をしてもらうことをオススメします。

4.それ以外の治療法は?

初期虫歯以外が原因となって出来てしまったホワイトスポットに対する治療法についてお話していきたいと思います。
まず、軽度の小さなものであれば、ホワイトスポット以外の部分をホワイトニングすることでホワイトスポットを馴染ませ目立たなくすることが可能です。
ですが、白色が濃かったりすると、ホワイトニングではやはり難しくなってしまうため、その場合は白い部分を削って歯と同じ色のプラスチックの材料を詰めたり、歯表面を一層削って、ラミネートベニアというセラミックの薄い板を貼り付けたりする治療法がオススメです。ちょうど女性のつけ爪をイメージしてもらうと分かりやすいのではないでしょうか。
ではどちらの方がよりいいのかと疑問に思う方も多いと思うので、二つを比較してみたいと思います。
まず、白いプラスチックの方ですが、安価で削る量が少ないため患者さんの負担は少なくて済みます。ですがラミネートベニアはセラミックのため変色することがなく、歯の色だけでなく形も整えられます。より審美性を求めるのであればラミネートベニアを選ぶことをオススメします。

さいごに

いかがでしたか?
シミやくすみのない美しい白い歯を手に入れて、大好きなパートナーとの大切な時間を、ステキな笑顔で過ごしてくださいね。

(中嶋麻優子/ハウコレ)
関連キーワード

関連記事