2010.10.12

病院で大切な人が亡くなった直後にすること~心構えから葬儀の段取りまで~

お通夜や葬儀の当日、遺族は意外と自由に動けません。ごあいさつしなければいけない人がたくさんいるのですが、出来ないで終ってしまうことが多いものです。慌ただしく過ぎてしまう数日間ですが、その中で、故人が亡くなって遺族がすぐにしなくてはいけないことが葬儀社選びです。

そこからが葬儀の始まりです。それまでに遺族がしなくてはいけないことを順にご説明しましょう。

先ず、すぐにしなくてはいけないこと

親族が病院で亡くなると、亡くなった時点で病人でなくなるので、病院の中でありながら業者の扱いになります。そして、その時点で葬儀社を決めなくてはいけません。

病院に相談すれば紹介してくれますが、知り合いがいたり、互助会や生協に入っていて、そこに頼みたい場合はすぐに連絡を取ります。毎月会費や掛け金を積み立てているなら有効に使いましょう。

後は大体のことは葬儀社がやってくれますから、普段からもしもの時のことを考えて連絡先の電話や会員番号は手帳にメモしておくといいでしょう。

家に戻って気持ちを落ちつけましょう

病院に入院していて亡くなった場合は、交通事故や事件でないので、警察の事情聴取や監察医の検視がないので、すぐにつれて帰ってもいいのですが、今はほとんどの場合、葬儀の日まで葬儀社に預かってもらうことが多くなっています。

葬儀場の日程や役所への届けなどは葬儀社がしてくれますので、遺族がすることは菩提寺がある場合の住職への連絡と故人の知人や友人への連絡、そして祭壇に飾る故人の写真です。大概、電話連絡で済みますから、先ずは家でゆっくりしましょう。

葬儀の当日までにすること

映画「おくりびと」の様な納棺の儀を正式にする家庭は少ないですが、家で葬儀をする際には家族で納棺をします。死化粧をし、白い旅支度の衣装に着替えさせ、脚絆や草鞋を付けてお棺に納めます。

どうしても最後に着せたい服がある場合は相談しましょう。
ただ、監察医が検視をするために監察医務院へ連れて行ってしまう場合などは、すぐに葬儀社が納棺してしまうので、必要がありません。

当日までに必要なお金を下ろす

故人が亡くなっても銀行口座が凍結されてしまうということは有りませんから、必要なお金を下ろします。病院からの請求はすぐには来ないでしょうが、用意してあった方がいいでしょう。そのほか、保険会社への死亡連絡、年金受給者の場合は死亡の通知、健康保険への通知も必要です。また、本籍のある役所への通知と相続人の戸籍謄本も忘れずに取っておきましょう。

半年以内に相続の書類を税務署に出さなくてはいけないので、故人が出生届を出した役所の書類も必要になりますから電話をして取り寄せておくといいです。

葬儀やお通夜の当日にする準備

親族の礼服や数珠は勿論ですが、故人の茶碗と箸を用意します。お米で作った団子とその日に炊いたご飯をお供えします。故人の大事にしていたものやお棺に納めるものを用意しておくといいです。

また、戒名を付けていただくお寺の住職がお見えになった際には、大体の金額は話し合っておきましょう。これは相場があってないようなものですから、葬儀社の方の意見も聞いて、後でもめないようにしたいものです。

最後に

参会していただいた方とは、なかなかお話が出来ませんから、早くいらした方へのご挨拶を忘れずに。手伝っていただくご近所の方や会社関係の方へも始まる前にご挨拶をすませておきましょう。
関連キーワード

関連記事