2010.10.12

知ってた?あの安野モヨコもアシ出身!漫画家への近道「漫画アシスタント」の心得

漫画のアシスタントって、一体どんなことをするんだろう?

それぞれ漫画家によって、仕事のやり方はまちまちです。ここでは【何】をするかというより、基本的に【どう】すればいいのかをお教えします。

My七つ道具を持ち歩こう

ペン先や墨などの消耗品、雲形定規などの大きめの画材は、出先に用意されていますが、ペン軸などは自分が普段使い慣れているものを使った方がいいですし、自分にとって最低限必要と思われるものは持参していった方が無難です。

漫画は肉体労働

描くのが好きなあなたは、あまり体を動かすことが好きじゃないのではないでしょうか。
しかし、漫画は、地味な【肉体労働】です。体力・気力ともに鍛えておく必要があります。
というより、そのうちいやでも鍛えられてしまいます。

漫画は治外法権

漫画の作画は、〆切に向けて、数日間でガッと集中的に行うのが通常です。
通いのこともありますが、泊り込みで仕事する場合、数日間外には一歩も出ず、カンヅメ(軟禁状態)になって、食べる時と寝る時以外は、ず―っと机に向っていることになります。(※ 〆切間際は寝られないことも!?)が…。

そこで、労働基準法のことなど考えるのは、ヤボというもの。
そこは、【漫画という国】であって、日本ではないのです。過労で命の危険にさらされない限りは、そういうものだとあきらめ、腹を決めてかかりましょう。

【先生】の人柄を見極めよう

なんといっても相手は漫画家です。必ずどこか飛び抜けた個性があるものです。
そして、【先生】は、その仕事場においてマスター(=キング)ですので、早いところ人柄やクセ、趣味嗜好を見抜いて、うまく合わせていくようにします。柔軟性のある人、ヨイショ上手な人の方が、可愛がられる率は高くなります。

かなりクセのある人でも、第一印象はごく普通であることが多いので注意しましょう!

ネタを用意しておこう

ずっと同じ顔ぶれでカンヅメになっていると、だんだん退屈になり、煮詰まってきてしまうもの。そんな時のために、毎回いくつか、ちょっとしたおもしろ話、耳寄りなトピックスなどを用意しておきましょう。

先生や、仕事場の雰囲気を盛り上げるのも、ある意味仕事の1つです。

My非常食を用意しておこう

きちんと食事やおやつが用意されている仕事場もあれば、そうでないところもあります。それでなくとも、仕事中はちょっとブレイクしたくなるもの。

頭がボーっとしてきた時や、心が遭難しそうになった時、ぱっと口に放り込めるものを携帯しておきましょう!

できるだけ盗もう

アシスタントをする人は、自身もプロの漫画家を目指す人が多いですから、これはある意味【修行】、【丁稚奉公】です。そして、プロの仕事を間近で見ることができる、またとないチャンスでもあります。

実際に連載をしているプロ作家さんのもとで、技術、仕事への取り組み方……などなど、盗めるところはどんどん盗んでいきましょう。

仕事にあぶれないためには

売れている作家さんだと、会社制度にしてアシスタントを社員として登用し、毎月決まったお給料を支払うケースもありますが、アシスタントのほとんどは【日雇い労働】です。漫画の〆切が無ければ、当然アシの仕事もありません。

収入に波があるのは覚悟した方がいいですが、なるべく痛い目にあわないために、何人かの作家さんをかけもちでお仕事したり、常日頃からコネを広げておくといいでしょう。


そして、今現在、まだカリカリと手作業で漫画を作り上げている率の方が高いですが、デジタル処理で仕上げていく割合もどんどん増えてきています。そういったスキルを身に付けることも、生き残る上では必要になってくるかもしれません。

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