2010.10.19

高く「売る」つもりで買え!?転勤が多い人のマンション購入術

2、3年おきに転勤があるために、中々マイホーム取得に踏み切れないという人は少なくないようです。どう考えればいいのでしょうか。


STEP1.思い切って買ってしまいたいけれども

転勤の多い人はマイホーム取得が遅れがちで、気付いたときは、40代。ローンを長く組めば完済年齢が80歳近い。短く組めば月々の負担が大き過ぎる。やはり早く買わなければ。しかし――このようなジレンマに悩むものです。

40代ともなれば、収入は増えたが、子供の教育費が増え、部下を持つ立場になっているため交際費も増えた、というわけで家計にゆとりはない。また、社宅の家賃が安いから、その分貯蓄は増えたかというと、さほどでもない。やっぱり、あの時思い切って買っておいたら良かったなどと、後悔している先輩サラリーマンは少なくありません。

しかし、マイホームを買ったとたんに辞令が出て、一度も住まないで転勤したという笑えない話もあるわけですから、なかなか決断しきれない人は多いものです。
そこで・・・

STEP2.次のように割り切るのです

投資目的でマンションを所有したと考えます。
そして、投資目的で購入したマンションに、ちょっとだけ住んでみようと考えるのです。

STEP3.選択するマンションの条件は控えめに

  1. 投資目的だから、あまり欲張りな条件を設けないで購入します(その方が後の精神的ショックが小さくてすみます)
  2. 投資目的だから、社宅よりは少しマシという程度の広さとします。但し、立地条件だけは拘ることが重要です。貸しやすさを優先条件とします。
  3. 投資目的だから、転勤になったら賃貸することにし、賃貸料で住宅ローンが賄えるような資金計画とします(普通、この計算は頭金を2割くらい入れないと成り立たないものです)
  4. 条件をまとめると、「高く貸せる立地」そして「広過ぎない間取り・面積」です。

STEP4.適当な時期に売却。半値に下がってもいいかもしれません

投資目的とは、適当な時期に売却して老後の住まいづくりの資金にするという意味でもあります。

住宅ローンを完済したときに売却したと仮定すれば、売却代金がまるまる残るわけですが、よく考えてみると、投資した金額は、購入した時の頭金だけです。
ということは、売却代金が購入時の半額になってしまっても頭金が2割だったとすれば、3割分が利益、つまり2が5に増える計算となります。

STEP5.高く売りたいと考えるのが人情というもの

どなたも、売るなら少しでも高く売りたいと考えますね。そのためには、立地が最も重要な選択条件になります。

都心に便利、最寄り駅に徒歩5分、大型商業施設などが近くに揃っている、その割には自然環境もいい、といった稀少性をチェックしましょう。
それ以外には維持管理が長期間、適切に行われることが期待できるものを選ぶことです。

具体的には、30戸以下の小型マンションは避けること。大手業者の物件。大手管理会社の物件。新築に限る――などです。

STEP6.老後、夫婦二人で住んでもいい物件を選ぶ

投資目的ではあっても、夫婦二人になったら住んでもいい程度の広さを確保しておけば、最後には帰る家があるという安心感を持つこともできますね。
賃貸契約の相手が居座るような心配がないように、契約の際は身元確認などに注意をしましょう。それを防ぐために、定期貸借という貸し方もあります。

仮に長い間、住めない家だとしても、家があるという安心感は大きなものです。やはり、若いうちにマンションを買ってしまうことは、意義深いものがありますよ。

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