2010.11.11

子供ができる前にローンを返す マイホーム計画のポイント

結婚しても子作りは少し先延ばしにし、仕事を続けたいと考える主婦が増えているようです。そして、夫婦二人合わせた収入によって、ゆとりある暮らしができる間にマイホームまで手に入れるというケースを見聞きします。

こうしたご夫婦のための、ふさわしいマイホーム計画の立て方をご紹介しましょう。

建物完成までの期間、頭金を貯めてローンを減らす

先ず、借り入れ額は少ないに越したことはありませんから、できるだけ頭金を増やすことを考えましょう。契約したマイホームが未完成であれば、入居までの期間に少しでも貯金をして頭金を増やすことです。

住宅ローンを2人で借りると所得税が2人分戻る

住宅ローンを夫婦別々に組みます。そうすれば、住宅ローン控除もそれぞれに受けることができるのです。

住宅ローン控除というのは、税額控除ですから、500万円(10年間合計で。来年は減額))が戻ることになっていますが、それだけ納税している人だけの話です。還付される金額は、住宅ローンの年末残高の1%で、かつ自分が納めた納税額の範囲ですから、年収のあまり高くない人は、恩恵もその範囲というわけです。

ところが、2人の合計なら上限に近づく可能性があるわけです。そのメリットを活かすようにしましょう。

固定金利の「フラット35」と超低金利の「変動型ローン」

2010年11月現在、住宅ローンの金利はとても低く、変動型なら1%を切るようなものもあります。変動型はリスクもありますが、短期間なら利用しない手はないのです。

そこで、夫は金利変動を心配しなくてすむ固定金利の「フラット35」を使い、妻は変動型を選択するという形にするのがよいでしょう。

妻の借り入れ分は10~15年返済にする

共稼ぎしている間の妻の収入をできるだけ住宅ローン返済に回すというふうにします。そして、退職までに完済する計画を立てます。といっても、住宅ローン控除を受けるには、10年以上の長期ローンという要件がありますから、極端に短いものは意味がありません。そこで、とりあえず10年以上で検討します。

また、短いローンは、年間返済額が年収の何%以内という銀行の規定から外れる可能性がありますから、それらを勘案して、借り入れ額と年数を決めます。例えば、夫が2000万円35年、妻1000万円15年などとするのです。

退職時に変動型ローンを完済する

妻の借り入れ期間を15年と決めても、退職はその手前になる可能性があります。そのときに備えて、繰り上げ完済するための資金準備が必要になるでしょう。

そこで、毎月のローン返済額とは別に繰り上げ返済専用貯金をしておきます。

間取り・広さを無理しない

購入する物件の選び方としては、共稼ぎしている間は通勤の便が優先するでしょう。同時に、子供ができても大丈夫な間取り・広さを選択したいはずです。そこで無理をしてしまう人があります。夫婦合算の年収が多いので、大きな買い物ができてしまうからです。これは危険です。

考え方はこうです。仮に5年後に子供ができたとして、その子が5歳になったら新築で購入したマイホームの年齢は丁度10歳ということになります。築後10年は、この頃に何かしら住み替えの事情が発生するもののようで、売却する人が最も多いというデータがあります。

すべての人に当てはまるわけではありませんが、10年後を目安に、次の広さに移行することを考えることにし、最初はあまり大きな面積のものは選ばない。このように考えて物件選定をしたらいいのです。

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