2010.11.11

今や大人の趣味なんです!ピアノ初心者の楽譜の選び方

 今やピアノは大人の趣味としての人気も高まっています。安価で場所を取らないデジタルピアノの普及などが進み、憧れの楽器だったピアノは随分身近になりました。

 けれどやっぱり、楽器は少し敷居が高いもの。「子供の頃すこし弾いたけれど、もう思い出せない」「音楽で習ったから楽譜が少し読める程度で、憧れはあるけど触ったことはない」「やってみたいけど、先生につくほどでは……」などの理由でなかなか踏み出せない人も多いのではないでしょうか。

 そこでここでは、大人のためのピアノ・レッスンとして、曲選びから仕上げまで、いっしょに練習していきましょう。まずは、楽譜の選び方です。

まずはとにかく弾きたい曲を

 ピアノレッスンで最も大切なことは、モチベーションです。大好きな曲、弾いて楽しむ気持ち、そういったものがなければ続けることができません。最初はとにかく、聴いてみてこれは素敵だ、ぜひ練習したい、と強く思った曲を選びましょう。

 ただし、曲を決めてから楽譜を選ぶ時にひとつ、注意しなければならないことがあります。難易度のことです。

難易度は少し簡単すぎるくらいで

 なんでも好きな曲を、とは言いましたが、初めての人がいきなり高難易度の曲に挑戦するのはおすすめできません。一年、二年かければ弾けるようになれるかもしれませんが、あまりに効率が悪すぎる上に、つまづいてばかりの練習が苦になってしまう可能性が高いです。

 ではどうすればいいのかと言えば、どんな楽譜もまず、簡易版を探しましょう。有名な曲には必ずといっていいほど簡易版があります。歌謡曲やポップスなども、初めての人用にやさしい譜面を書いてくれている本がたくさんあります。そういったものを探しましょう。

 なにより大切なのは、弾く楽しみを覚える事です。一曲を最後まで仕上げることです。ですから初めての曲は、ちょっと簡単すぎるんじゃないかしら、と思うくらいでちょうど良いのです。

白い譜面は弾きやすい

 では実際にどういった譜面が簡単なのかを見ていきましょう。以下の二つの楽譜を見比べてみてください。 ※楽譜引用元 Chopin-web.com 

 




 どちらが簡単そうに見えましたか?

 両方ともショパンの『別れの曲』ですが、上は原曲版、下は簡易版となっています。見た目が随分ちがいますね。下の方が見るからに簡単そうです。

 初めての人向けの本には大体、曲の難易度が書いてあります。ですが、何段階も簡易版があってどれが一番簡単なのか解りづらい、という場合には、パッと楽譜を見た時の白さで判断が出来ます。隙間が多くて白い音符の多い楽譜は、簡単なことがほとんどです。

曲の早さと音の数を数えよう

 白っぽく見える楽譜は簡単ですと書きましたが、もう少し細かく見ていきましょう。

 楽譜の一番最初、タイトルが書いてある辺りを見てみると、ほとんどの楽譜には速度が書いてあります。上の楽譜には「♪=100」、「♪=50」とあります。これは、数字が大きければ大きいほど、早い曲ということになります。音符の密度によりますが、110より数字が大きいものは、初めての人には少し難しいかもしれません。

 また、音符の数はとても重要です。楽譜は縦の線で区切られてあり、そのひとつひとつが一小節という単位になっています。だいたい右手は一小節に4つまで、左手は3つまでくらいが弾きやすいでしょう。

和音は三音まで

 いくつもの音を同時にピタッと出すのは、案外むずかしいものです。指が慣れていない内はどうしてもばらばらとした音になりますし、一度にたくさんの音を読み取らなければなりません。

 三音くらいの和音ですと、弾きやすい上に響きも美しくなります。

音符に数字が書いてあるものを

 見落としがちなのがこの点です。音を追うことに一生懸命になりすぎていつの間にか指が足りなくなったり、無理矢理音を繋げようとして不自然な指使いになったりすることは良くあります。

 そんなことがないように指示してくれるのが、音符の上にふってある数字です。この数字に従って指を動かせば、自然な弾きやすい形ができあがります。できるだけ、数字がちゃんと振ってある楽譜を選ぶようにしましょう。

 これを参考に、自分にぴったりの楽譜を選んでくださいね。

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