2015.09.09

レジスタントスターチがポイント!「お寿司ダイエット」


日本人が一番すきなメニューがお寿司。
このお寿司でダイエットできたら最高ですね。
お寿司の酢飯は当然、冷たいですよね。
この冷たいご飯がダイエットに有効なことが分かってきました。

ご飯は冷やされると「レジスタントスターチ」に変わります。
「RS(レジスタントスターチ)」は水に溶けないでんぷんの一種(難消化性でんぷん)で、難消化性でんぷん (Resistant Starch; RS)は「健常人の小腸管腔内において消化吸収されることのないでんぷんおよびでんぷんの水解物の総称」と定義されています。(Jオイルミルズより)
自宅でチラシ寿司を作る場合でご説明します。
温かいご飯にすし酢を入れて、団扇で仰いでさまします。
ここからがポイントです。粗熱がとれたら、ラップをかけて冷蔵庫で冷やしましょう。レジスタントスターチができる温度は、4〜5度が適温です。この温度まで下げると、少しご飯が固くなりますが、この固さがダイエットにつながると思えば、あまり気になりませんね。

また、スーパーでお寿司を買ってきた場合は、そのまま食べてよいと思います。
もともと、鮮度が落ちないように冷やしてあります。気になるようでしたら、もう一度冷蔵庫で冷やします。

ちなみに、1人前 にぎり寿司 500kcal  
         チラシ寿司 650kcal です。

チラシ寿司は寿司ネタ以外に、でんぶ・しいたけ等甘い素材ものっています。
その結果カロリーも高くなるのです。
太りにくいネタです。
1. 野菜(カッパ巻き等)巻物に使う海苔は糖質の分解を促します。
2. 白身魚(かれい、天然ひらめ、きす、しらうお等)
3. 貝類(とり貝、あわび、ほたて、つぶがい、はまぐり等)
4. カニ・エビ・イカ類(甘エビ、ズワイガニ、タラバガニ、まだこ等)
5. 青魚(アジ) 
貝類は高タンパク・低カロリーでダイエットに最適です。
エビ・イカ・タコ類は、タウリンという成分が多く含まれていて、肝機能を高めてくれます。
青魚はアジ以外(カツオやイワシなど)は、高カロリーグループに含まれます。でもDHA(ドコサヘキサエン)が多く含まれて血をサラサラにしてくれますから、一貫くらい食べても良さそうですね。
太りにくい食べ方をご紹介します。
1. まずお茶を飲んで、お腹を落ち着かせます。
2. 汁物を飲みましょう。具だくさんの豚汁・あら汁・あおさ汁等、
 具が多いもの、海藻類が多く含まれるものを注文します。
 お寿司は糖質過多になりやすいメニューですから、最初に食物繊維を多く含 
 む汁物を飲み、糖質の吸収を抑えます。
3. 白身魚・貝類・巻物等を中心に食べ、間にガリを食べるようにします。
 お寿司は冷たいので身体を冷やしがちです。
 そこでガリに含まれるショウガオールで、身体を内側から温めましょう。
 さらにショウガオールは胃腸の働きを良くする効果もあります。
ダイエット中は外食で何を食べてよいか迷いがちですね。でもお寿司は炭水化物が多い割に低カロリー。安心して選べるメニューです。

(林田玲子/ライター)

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